スマートフォンサイト活用のためのチェックリスト

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「スマートフォンサイト活用のためのチェックリスト」第6回・入力フォーム最適化

Webサイトの資料請求や会員登録などの入力フォームにおいて、入力途中で離脱する率を低くする施策を「入力フォーム最適化」と表現します。最近では、SEOを真似てEntry Form Optimizationという和製英語の頭文字を取ったEFOという言葉も使われるようになりました。スマートフォンでは、PCと比較してページを遷移する際の離脱率が高くなる傾向があるため、入力フォームに誘導する動線においてもページ遷移をできるだけ少なくする工夫が必要です。そうなると、PCサイトとスマートフォンサイトでは、登録が完了するまでのページ数が変わることになります。スマートフォンサイトにおける入力フォーム最適化は、スマートフォンサイトの構成や構築方法にも関わってくる重要なテーマといえます。

スマートフォンサイトの入力フォーム最適化は、スマートフォンでの文字入力のストレスをどれだけ軽減できるかが基本です。効果的な施策としては、フォントを大きくする、行の高さやマージンを多くとる、任意項目は極力設けない、生年月日などの入力は選択式にする、現在入力中のエリアをハイライトする、入力形式の例を明示するなどが考えられます。OSによって必ずしも動作が統一されてはいませんが、inputタグのtype属性を適切に設定してデフォルト表示される入力モードを切り替えることで、入力の手間を減らすことも可能です。プログラムやシステムによって実現できる施策には、郵便番号による住所入力の補助をする、入力ミスや未記入の個所をポップアップで表示する、全角と半角のどちらでも受け付けるようにするなどがあります。

チェックリスト
□文字入力が極力少なくなるようにフォームが工夫されているか
□全角・半角でも受け付けられる仕組みになっているか
□項目によってinputタグのtype属性が適切に設定されているか
□空メールから登録する方法も用意されているか
□電話からの申込みボタンが設置されているか

PCサイトにはないスマートフォンサイトだけの最適化手法としては、「空メール登録」と「電話申込みボタンの設置」があります。空メール登録は、フィーチャーフォン向けの携帯サイトで一般的に採用されていた手法で、タップすると空メールが送信でき、折り返し入力フォームのURLを記載したメールがスマートフォンに届く仕組みです。そのURLから入力フォームを開くと、すでにメールアドレスが入力された状態になっています。スマートフォンサイトのボタンをタップして電話をかける機能の有無は、業種や業態によってコンバージョン率を大きく左右します。電話で予約することが多い飲食店や緊急を要するサービスなどの場合、PCサイトを見た電話問い合わせに比べ、スマートフォンサイト経由の電話件数が2倍以上に達することも少なくありません。

運営会社 ライフネット生命
サイトURL http://www.lifenet-seimei.co.jp/
特徴 スマートフォンサイトの入力フォームが使いやすいことで評判。入力フォーム最適化のヒントが多く得られる。

スマートフォンに最適化した入力フォームを設置できるという点では、スマートフォン専用サイトの方が有利といえます。レスポンシブWebデザインでは、入力フォームをスマートフォン向けに最適化するほど、CSSの設定だけでは一つのHTMLファイルでPC用とスマートフォン用に使い分けることが難しくなるという問題があります。この問題に対する解決策の一つとして、ユーザーエージェントの情報でPC+タブレットとスマートフォンの2つのグループに分け、スマートフォンにはスマートフォンでの入力フォーム最適化を施したスマートフォン専用サイトを表示し、PCとタブレットにはレスポンシブWebデザインのページを表示するという手法も登場しています。

運営会社 ふじばやし鍼灸整骨院
サイトURL http://泉大津整体.com/
特徴 スマートフォンサイトとレスポンシブWebデザインのハイブリッドを採用。スマートフォンでアクセスするとスマートフォン専用サイトが表示される。

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◎初出:2013年11月25日
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