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2011/07/04

第2回・北欧

今回は、北欧理事会(Nordic Council)に加盟している5ヶ国3地域のうち、独立国5ヶ国(スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランド)を北欧諸国として取り上げます。北欧諸国の総人口は約2490万人で、総人口の89.9%にあたる約2240万人がインターネットを利用しています。世界経済フォーラムが発表した2010年のICT活用度総合ランキングでも、スウェーデンが1位、フィンランドが3位、デンマークが7位、ノルウェーが9位と北欧の4ヶ国が10位以内にランクインしました。北欧諸国でいかにインターネットが普及しているかがわかります。

北欧諸国では、ソーシャルメディアの利用率も非常に高くなっています。2011年3月時点のFacebook利用者数は北欧全体で約1160万人に達しています。総人口比では46.6%、インターネット利用者比では51.9%にのぼります。Facebakersは、Facebookの人口浸透度が40%を超えている29ヶ国のランキングを発表していますが、アイスランドが3位、ノルウェーが8位、デンマークが16位、スウェーデンが22位とここでも4ヶ国がランクインしています。スウェーデンの通信会社Glocalnetが2008年に早くもFacebookで顧客サービスを開始するなど、企業によるソーシャルメディア活用も早い段階から行われています。

北欧諸国の電子商取引は、人口が少ないため市場規模はそれほど大きくありませんが、小売売上に占める割合(EC化率)が高い点が特徴です。イギリスの価格比較サイトKelkooは、欧州主要14ヶ国の2010年対消費者向け電子商取引市場規模とEC化率の予測を発表しました。それによると、デンマークは46億ユーロ(約5380億円)で7.0%、スウェーデンは45億ユーロ(約5270億円)で5.6%、ノルウェーは39億ユーロ(約4560億円)で7.5%、フィンランドは32億ユーロ(約3740億円)で5.9%となっています。アイスランドは調査の対象に入っていませんでした。ちなみに、経済産業省の統計によると、日本の2010年EC化率は2.5%でした。

第2回・北欧
国数・地域内人口 5ヶ国、約2490万人(2011年)
インターネット利用者数 約2240万人(2010年6月)
人口普及率 89.9%
Facebook浸透率 2011年3月時点のFacebook利用者数は北欧全体で約1160万人。総人口に対する浸透率は46.6%と非常に高い。特に、アイスランド(64.8%)とノルウェー(54.4%)で高い。
EC化率 人口が少ないため電子商取引市場の規模はそれほど大きくないが、2010年のEC化率は、デンマーク7.0%、スウェーデン5.6%、ノルウェー7.5%、フィンランド5.9%と高い。(日本の2010年EC化率は2.5%)
主なネット関連企業 日本で比較的知られているショッピングサイトとしては、スウェーデンの「Webhallen」がある。新製品をいち早く掲載することで有名で、任天堂の「Wii U」を正式発表前に予約受付を開始して話題を呼んだ。

スウェーデンの「Webhallen」は、話題の新製品をいち早く掲載することで有名なショッピングサイトです。今年の4月には、任天堂の「Wii U」を正式発表前に予約受付を開始して話題になりました。フィンランドの「Rovio Mobile」はスマートフォン向けのアプリを開発するベンチャー企業ですが、2009年12月にリリースしたiPhone向けゲーム「Angry Birds」がApp Storeで累計2億回ダウンロードされる大ヒットとなりました。Rovio Mobileは今年に入ってフィンランドのアニメ制作会社を買収して、Angry Birdsを「エンタテインメント・プラットフォーム」にする戦略を打ち出しています。

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 ◎初出:2011年7月4日
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