第7回・bit.ly
bit.lyは、どんなに長いURLでも http://bit.ly/ から始める半角合計20文字のURLに短縮してくれるサービスです。利用の仕方は簡単で、bit.lyのトップページにある「Shorten with bit.ly」欄に短縮したいURLを貼り付けて、「Shorten」ボタンをクリックすると、その場で短縮されたURLが表示されます。短縮URLを作成するだけなら会員登録は必要ありません。ユーザ名、メールアドレス、パスワードを入力して無料会員登録すると、ログイン状態で作成した短縮URLのリストがマイページに保存されて参照できるなどの会員向けサービスが利用できます。
bit.lyの短縮URLを利用するメリットの一つは、短縮URLの最後に「+」をつけることで、そのURLが何回クリックされたかなどの統計情報が表示されることです。この統計情報は、誰が生成した短縮URLかに関係なく、http://bit.ly/ から始まる短縮URLであれば、誰でも統計情報を見ることが可能です。掲載するメディアごとに使用する短縮URLを変えれば、メディア別の統計が取れます。リファラ情報も取得できますので、たとえばTwitterに投稿された短縮URLが、どのような経路でクチコミとして広がっていったかなどを追跡するのに便利です。
短縮URLの無料サービスを提供している会社は数多くあります。その中でbit.lyが急速に普及した大きなきっかけは、2009年5月頃にTwitterがそれまで採用していたTinyURLからbit.lyに公式短縮URLサービスを変更したことです。この変更によって、Twitterに投稿される短縮URLとして、一気にbit.lyの利用者が増えました。ただ、2010年6月にTwitterは新しい公式短縮URLサービスとしてt.coを採用しており、今後はTwitterのツイートではt.coから始まる短縮URLが増えるものと予想されています。
bit.lyは短縮URLのドメイン部分に独自ドメインを利用できるサービス「bit.ly Pro」のβ版を2010年2月に開始しました。作成できる短縮URL数に制限がついた無料版もあります。このサービスを使って独自ドメインの短縮URLを提供する日本企業も登場しています。ニュースリリースポータル「News2u.net」を運営するニューズ・ツー・ユーは、自社の公式Twitterアカウントにおいて、「n2u.jp」から始まる短縮URLの運用を開始しました。ただ、bit.lyのシステムを使っているため、同様にURLの最後に「+」をつけると統計情報が誰でも参照できる点はビジネス利用においては微妙かもしれません。
| ツール名 | bit.ly |
| URL | http://bit.ly/ |
| 運営者 | bit.ly(本社・ニューヨーク) |
| 機能の概要 | bit.lyのトップページに短縮したいURLを入力するだけで、その場で短縮URLを作成できるサービス。bit.lyで短縮されたURLの最後に「+」をつけて開くと、クリックされた回数やリファラ情報などの統計情報を誰でも見ることができる。 |
| 特徴 | 無料会員登録により、過去に作成した短縮URLのリストを保存することができる。2010年2月にリリースされた「bit.ly Pro」は、bit.lyの部分に自社の独自ドメインを使えるサービスで、作成できる短縮URL数に制限がある無料版も提供されている。 |
bit.lyでは、短縮URLに関連する役立つツールも無料で公開しています。その一つが「bit.ly Bookmarklet」です。ブックマークレットとは、ブラウザのお気に入りに追加して常住させる簡単なプログラムのことで、Internet Explorerなら「お気に入りに追加」の操作でお気に入りバーに追加できます。ブックマークレットを追加しておくと、現在開いているページの短縮URLを作りたい時、お気に入りバーの「Shorten with bit.ly」をクリックするだけで簡単に短縮URLを生成できます。
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◎初出:2010年8月30日
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