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2010/08/23

第6回・インターネット広告出稿効果シミュレータ

インターネット広告は、金額のシェアではAdWordsやOvertureに代表されるサーチエンジン連動型広告が主流になってきていますが、新商品の告知など商品への意識を高めるキャンペーンにはバナー広告などのディスプレイ広告がよく用いられます。ディスプレイ広告はブランディング効果が高いとされる一方で、実際に何人くらいに到達できるのかを事前に予測するのが難しい面もあります。費用対効果を試算する際に役立つのが、過去のキャンペーンにおけるデータを基に、到達できる人数などを予測してくれる「インターネット広告出稿効果シミュレータ」です。

インターネット広告出稿効果シミュレータは、ビデオリサーチインタラクティブがWebサイトで公開しているディスプレイ広告の露出効果の予測を行うツールです。計画中のキャンペーンの出稿プランについて、キャンペーンのタイプや出稿ページ、商品タイプなど8つの要素の条件を設定することで、キャンペーン期間中の広告認知者数やクリック数などを予測してくれます。Web上のサービスなので、特にソフトウェアのインストールは必要ありませんが、OSはWindows 2000、XP、Vista、ブラウザは IE6.0以上、JavaScriptが動作することが利用の条件となります。

インターネット広告出稿効果シミュレータの利用方法は簡単です。組織名、氏名、メールアドレスの3項目を入力して利用者登録するだけで誰でも利用できます。ブックマークに登録すれば、次回からは利用者登録をスキップして利用することができます。出稿プランの8項目の条件と広告到達者想定人数を入力して、「予測効果算出」ボタンをクリックすると、インターネット広告認知予測、クリエイティブ効果予測、ブランディング予測の各指標の詳細データがグラフとともに表示されます。なお、広告到達者想定人数は出稿予定インプレッション数から自動計算できますが、任意の数字を入力することも可能です。

このシミュレータでは、ビデオリサーチインタラクティブ、NTTレゾナント、マイクロソフト、ヤフー、オールアバウトの5社が共同で実施した「ネット広告バリューインデックス(NAVI)プロジェクト」の調査結果のデータが使われています。NAVIプロジェクトでは、合計77のキャンペーンで実際に使用されたインターネット広告を対象に、のべ68000人から有効回答を得ました。膨大な回答データを解析して、広告認知率、広告内容理解度、広告好意度、サイトアクセス意向、商品への関与喚起などに影響を与える要素を8項目抽出しました。

第6回・インターネット広告出稿効果シミュレータ
ツール名 インターネット広告出稿効果シミュレータ
URL http://www.videoi.co.jp/ad-sim/
運営者 ビデオリサーチインタラクティブ
機能の概要 キャンペーンの出稿プランの条件と広告到達者想定人数を入力すると、インターネット広告認知予測、クリエイティブ効果予測、ブランディング予測の各指標の詳細データがグラフとともに表示され、ディスプレイ広告の費用対効果を試算するのに役立つ。
特徴 予測広告認知率や推定広告認知者数などの指標の算出には、ビデオリサーチインタラクティブなど5社が、計77のキャンペーンでのべ68000人を対象に実施した「ネット広告バリューインデックス(NAVI)プロジェクト」の調査結果データが使われている。

結果として表示される広告到達者想定人数などの各指標は、設定された8要素の条件によって、調査全体の平均値からどれだけ変動するかを予測して算出されます。たとえば、広告認知率の全体平均は30.3%でしたが、商品タイプが「新商品」だとプラス1.5%、リッチ素材が「それ以外」だとマイナス0.9%というように、要素ごとの条件によって平均値(30.3%)から加減されて、キャンペーンの予測広告認知率が決まります。広告到達者想定人数に予測広告認知率を掛けると、推定広告認知者数が算出される仕組みです。各指標の算出方法をまとめたPDFファイルも公開されています。

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 ◎初出:2010年8月23日
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