第3回・Twitalyzer
Twitalyzerは、アメリカのWeb Analytics Demystified社が無料で提供しているTwitterのツイート影響力分析ツールです。Webサイトから任意のTwitterアカウント名を入力してTwitalyze!ボタンを押すと、Twitterが公開しているデータを取得して、フォロワーの数やリツイートされた数などから独自に算出した「Impact Score」、3種類のタイプに分類された「Influencer Type」、ネットワークがどこに存在するかを地図で示す「Location」などの分析結果をその場で表示してくれます。この機能だけを利用する場合は、会員登録や個人情報の入力は必要ありません。
Web Analytics Demystified社は、元JupiterResearchのアナリストとして活躍したEric T. Peterson氏が2007年に設立した、Webサイトアクセス解析の専門会社です。同社が開発したTwitalyzerの分析力は、アメリカで高い評価を受けています。2009年11月にアメリカのPRコンサルティング会社Edelman社が公開したTwitter影響力計測サービス「TweetLevel」では、独自のアルゴリズムに加えて既存の分析ツールのスコアも加味して影響力を算出していますが、他のいくつかの分析ツールと共にTwitalyzerのスコアが計算式に採用されています。
Twitalyzerでは、自社で管理しているアカウントについては、Twitterにサインインすると、「Impact」、「Influence」、「Signal」など20種類の指標や指標改善のためのアドバイスなど詳しいレポートが作成されます。20種類の指標は、どのように算出されているかについても詳しい解説を公開しています。なお、これらの解説を含めた計55ページに及ぶTwitalyzer活用マニュアルがPDF形式でダウンロードできます。データの取得、分析プロセスの自動化や複数アカウント対応などの高機能版として、3種類の有料サービス(月額9.99ドル~199.99ドル)も提供しています。
Twitalyzerの利用者はすでに40万人を超えていますが、人気の秘密の一つがGoogleが提供しているアクセス解析サービス「Google Analytics」との連携機能です。Twitalyzerにサインインした状態でGoogle Analyticsにサインインすると、Google AnalyticsのデータをインポートしてTwitalyzerのデータと統合できます。WebサイトにどのTwitterアカウントからどれだけアクセスがあり、その直帰率がいくらだったかなど、Twitterの集客効果分析が行えるようになります。同社では、Google AnalyticsとTwitalyzerの連携で「Twitter Analytics」になる、と表現しています。
| ツール名 | Twitalyzer |
| URL | http://www.twitalyzer.com/ |
| 運営者 | Web Analytics Demystified社(アメリカ) |
| 機能の概要 | 任意のTwitterアカウント名を入力すると、基本的な分析結果を表示。自社のアカウントについては「Impact」、「Influence」、「Signal」など20種類の指標や指標改善のためのアドバイスなど詳しいレポートが作成される。 |
| 特徴 | Google Analyticsにサインインすると、Google AnalyticsのデータをインポートしてTwitalyzerのデータと統合できる。Twitterアカウント別のアクセス数や直帰率を分析できるようになる。 |
「Twinfluence」や「Twittergrader」などすでに数多くのTwitterの影響力分析ツールが登場していますが、それぞれのツールには特徴があります。Twitalyzerは、Google Analyticsとの連携機能をはじめ、他のアカウントとの分布比較、目標値の設定などアクセス解析ツールとしての機能が数多く盛り込まれているのが特徴です。また、無料版の機能充実にも積極的で、2010年6月にはVer. 3.0にリニューアルされました。今後も、さらに高度な分析やレポート機能が追加されるものと期待されています。
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◎初出:2010年7月12日
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