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2009年11月

2009/11/30

第7回・ネットバンク

最近のインターネット調査によると、インターネットで普通預金の残高参照や振込手続きなどがおこなえるインターネットバンキングの利用率は約7割に達しています。今では都市銀行をはじめ、数多くの銀行がインターネットバンキングのサービスを提供していますが、普及の大きなきっかけになったのが2000年に営業を開始したジャパンネット銀行のような、店舗を持たずインターネット専門で業務をおこなうネットバンクの登場です。今回はネットバンク主要4行(イーバンク銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行)を取り上げます。

ネットバンクでは、決済などの基本機能に加え、資産運用に関するサービスが充実しているのが共通点です。各行とも、金融商品仲介業者として株式や外国為替証拠金取引(FX)のサービスを提供しています。イーバンク銀行では、資産運用のための情報サイト「イーファンタジア」を運用しています。また、証券会社や保険会社など、他の会社で保有している口座を一括管理できる資産管理ツールを提供している点も共通しています。ジャパンネット銀行の「JNBアグリゲーション」や、ソニー銀行の「人生通帳」などがこれにあたります。いずれも口座開設者は無料で利用できます。

銀行業務として幅広いサービスを提供する一方で、利用目的別に特徴を打ち出す動きも出ています。イーバンク銀行は、ネットオークションの決済などを想定して、個人間でメールのやりとりだけで手軽に送金できる「メルマネ」を提供しています。ジャパンネット銀行は、ネットショップを開業したい個人向けのコンテンツを充実させていて、売上代金を受け取る口座としての利便性をアピールしています。住信SBIネット銀行では、目的別に口座を分けられる「目的別口座」という他のネットバンクにはないサービスを提供しているのが特徴です。

ネットバンクでは、過去に不正アクセスで預金が引き出されるという事件も発生しており、各行ともセキュリティ強化には力を入れています。ジャパンネット銀行では、業界では初めてトークンによるワンタイムパスワードを2006年に導入しました。トークンで1分に1回生成される6桁の数字をパスワードとして使用する仕組みで、1分後には無効になるためパスワード盗難による不正行為を防止する効果があります。ワンタイムパスワードは、その後、三井住友銀行やみずほ銀行など主要銀行のインターネットバンキングでも採用されています。

第7回・ネットバンク
サイト名 Webマーケティングの特徴
★イーバンク銀行
http://www.ebank.co.jp/
・楽天グループのサービスやサイトと連携を強化
・資産運営サイト「イーファンタジア」を運営
・預かり資産によって特典が受けられるプログラム
・メールで送金できる「メルマネ」
★ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/
・他の口座状況をチェックできる「JNBアグリゲーション」
・ワンタイムパスワードを採用したセキュリティ
・ネットショップ開業支援のコンテンツ
・提携証券会社の口座開設申し込み
★ソニー銀行
http://moneykit.net/
・初心者投資家向けコンテンツが充実
・外国為替証拠金取引(FX)に注力
・「人生通帳」など資産管理ツールを提供
・投資情報「マーケットニュース&レポート」
★住信SBIネット銀行
http://www.netbk.co.jp/
・金利と手数料などの条件面で定評
・親会社運営のコミュニティ「SBIマネーワールド」
・目的に合わせて活用する「目的別口座」を開設可能
・株式投資に充当できる「SBIハイブリッド預金」

ネットバンク共通の課題と思われるのは、携帯電話での利用率向上です。楽天リサーチが2009年9月に実施した調査によると、携帯電話からのインターネットバンキング利用率は約16%で、1年前の調査からほとんど増えていないことがわかりました。携帯電話での利便性を改善する余地はありそうです。2008年7月、KDDIと東京三菱UFJ銀行は、携帯電話にアプリをインストールして利用する世界初の携帯電話専用ネットバンク「じぶん銀行」を開業しました。PCからの利用と携帯電話からの利用でネットバンクの業態が分かれるのかどうか、じぶん銀行の動向が注目されます。

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 ◎初出:2009年11月30日
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2009/11/26

[WEB マーケティング研究会]vol.60 ネット通販の利用頻度はほぼ横ばい

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[WEBマーケティング研究会]メールマガジン vol.60  2009.11.26発行
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◆index
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[1] 「業界別・Webマーケティングのトレンド」最新記事
[2] 「注目のWebマーケティング関連ニュース」最新記事
[3] 編集後記

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[1] 「業界別・Webマーケティングのトレンド」連載開始
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連載「業界別・Webマーケティングのトレンド」(全11回)では、Webマーケ
ティングを積極的に行っている業界を毎回1つ取り上げて、主要な企業のWebサ
イトにおけるマーケティング手法の傾向を整理します。

第6回・ショッピングモール(11/16up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/6-50de.html
 第6回はショッピングモールを取り上げます。大手ショッピングモールでは、
出店しているショップの販売支援のために独自のアフィリエイトネットワーク
を運営したり、リスティング広告に出稿して外部からの新規客獲得に力を入れ
ています。

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[2] 「注目のWebマーケティング関連ニュース」最新記事
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Vol.09-82 Googleの次世代検索技術「Caffeine」が実用化に向け次の段階へ
(11/12up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-82-googl.html
 □Windows 7が発売2週間で約4%のシェアを獲得
 □ミクシィがPC版「mixiアプリ」開発アワードの受賞作品を発表
 □タイアップ広告型の携帯電話向けアドネットワークがサービス開始

Vol.09-83 知財戦略本部が著作権違反コンテンツ対策の意見公募(11/17up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-83-fced.html
 □Windows7のデスクトップに企業広告を表示するプログラムを開始
 □CNNICが中国のSNSサイト利用状況に関する報告書を発表
 □セキュリティ企業がコンテンツ投稿サイトにおけるFlashの危険性を指摘

Vol.09-84 Microsoftがクラウドサービスを2010年1月に開始(11/19up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-84-micro.html
 □日本ブランド戦略研究所が企業情報サイトの評価ランキングを発表
 □セキュアブレインがGumblarウイルスによる被害急増を注意喚起
 □アメリカEdelmanがTwitterの影響力を自動計測する無料サービス開始

Vol.09-85 日本通販協会がネット通販の利用実態調査結果を発表(11/24up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-85-e066.html
 □Gartnerが2012年の携帯電話アプリのランキングを予測
 □Microsoftが開発者向けに「Silverlight 4」ベータ版を公開
 □ぐるなびなど3社が「お取り寄せ注文」できるゲーム内広告を開始

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[3] 編集後記
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無料で使えるWebメールは、外出先でもブラウザからメールを送
受信できるので便利です。ところが先日、正しいと思っていたパ
スワードでログインできず大慌てしました。メールのログから正
しいパスワードがわかりホッとしましたが、IDやパスワードを忘
れてしまうというリスクを再認識させられました。

最近は、クレジットカードの請求明細確認やポイント交換などで
もWebサイトにログインする仕組みに移行しつつあります。パス
ワードを打つ機会は増える一方です。記憶の整理のためにリスト
アップしてみると、さまざまなサービスでID6種類、パスワード
8種類を使いわけていることがわかりました。パスワード管理用
ツールの導入を検討しようかと思っています。 (佐藤)

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万一お心あたりがない場合は、お手数ですがメールにてお知らせ下さい。
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 ◎初出:2009年11月26日
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Vol. 09-86 グーグルがAdSense管理画面のレポート機能を強化

□グーグルがAdSense管理画面のレポート機能を強化

日本のグーグルは、グラフ化などのレポート機能を強化した「Google AdSense」管理画面の日本語版を国内の広告主に順次提供すると発表しました。広告のクリック数やクリック率などの基本的な統計データをグラフで表示して、収益性の推移を管理画面で確認できるようになります。テキストや画像、Flashなど広告のタイプごとにグラフを表示するカスタマイズ機能も備わっていて、同社では広告の最適化が図れると説明しています。

Google AdSense管理画面がグラフィカルに、広告の最適化支援(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091124_331043.html

□Webby Awardsを主催するIADASが過去10年間のインターネット10大事件を発表

インターネットのアカデミー賞とも称されるWebby Awardsを主催している団体IADAS(International Academy of Digital Arts and Sciences)が、過去10年間のインターネット10大事件を発表しました。2000年にGoogleがAdWordsを開始したことや、2006年のTwitterサービス開始、2007年のiPhoneデビューなどが選ばれています。なお、IADASでは、第14回目になるWebby Awardsへのエントリーを12月18日まで受け付けています。

インターネットの10大事件、「ネットのアカデミー賞」主催者が発表(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/24/news009.html

□MicrosoftがIE6と7に見つかった脆弱性のアドバイザリーを公開

アメリカMicrosoftは、先日見つかったIE6と7におけるゼロデイの深刻な脆弱性に関するアドバイザリーを公開しました。この脆弱性の影響を受けるのは、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008でIE6や7を使っている場合に限られ、IE8では影響を受けません。対象のOSでIE6や7を使っている場合の回避策として、インターネットゾーンのセキュリティ設定を「高」にする方法などを推奨しています。

MSがアドバイザリー公開、IE 6と7の脆弱性で回避策(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/25/news026.html

□「iPhone」から個人情報を盗む危険なワームが登場

イギリスのセキュリティ企業Sophosは、ロック解除状態の「iPhone」と「iPod touch」を狙う新しいワームを確認したことを報告しました。このワームには、データをリトアニアのサーバに転送する機能が組み込まれていて、攻撃を受けると個人情報が盗み出される恐れがあると警告しています。ワームとは、他のファイルに感染するウイルスとは異なり、単独で自己を複製して増殖する機能を持った不正プログラムのことです。

「iPhone」と「iPod touch」を狙う危険なワームが出現(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20404084,00.htm

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 ◎初出:2009年11月26日
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2009/11/24

Vol. 09-85 日本通信販売協会がネット通販の利用実態調査結果を発表

□日本通信販売協会がネット通販の利用実態調査結果を発表

日本通信販売協会は、今年に入ってPCからネット通販を利用したことがあるユーザ計1080人を対象に実施した、ネット通販の利用実態調査の結果を発表しました。「週に3回以上」利用している人は、男性では全年代において前年の調査と比較して横ばい、もしくは減少となりましたが、女性では全年代で2倍以上に増加しました。ネット通販に使う金額が月額平均3万円以上のユーザは、40代男性がもっとも多いという結果になりました。

インターネット通販、週3回以上の利用で男性は減少、女性は増加(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091119_330148.html

□Gartnerが2012年の携帯電話アプリのランキングを予測

アメリカの調査会社Gartnerは、2012年の消費者向け携帯電話アプリのトップ10ランキング予測を発表しました。それによると、1位は送金サービス、2位は位置情報を利用したロケーションベースサービス、3位はWeb検索の順になっています。1位の送金サービスとは、「ショートメール」のようなショートメッセージサービスを使って個人間で送金ができるサービスのことで、主に新興国市場での普及が見込まれています。

Gartner、携帯アプリの2012年のトップ10を予想(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/19/news070.html

□Microsoftが開発者向けに「Silverlight 4」ベータ版を公開

アメリカMicrosoftは、自社主催の開発者向けカンファレンスにおいて、プラグインの最新バージョン「Silverlight 4」のベータ版を開発者向けに公開しました。Silverlight開発ツールのページからダウンロードできます。Microsoftの開発ツールである「Visual Studio 2010」に対応したほか、前のバージョンから数多くの機能強化が施されています。ソフトウェア開発キットなどの日本語版も12月上旬から提供される予定です。

「Silverlight 4」ベータ版、開発者向けに公開(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091119_330106.html

□ぐるなびなど3社が「お取り寄せ注文」できるゲーム内広告を開始

ぐるなび、ケイブ、ソネットエンタテインメントの3社は、ケイブが運営するオンラインRPGにおいて、お取り寄せサイト「ぐるなび食市場」で商品を注文できるゲーム内広告を開始しました。来年1月5日までのキャンペーン期間中に、ゲーム内広告をクリックしてキャンペーンサイトから商品を注文するとゲーム用のレアアイテムがもらえます。8月に別のゲームサイトで同様の広告を実施したところ、注文が急増した実績があります。

「お取り寄せ」でレアアイテム--ぐるなび、ケイブ、So-netら、ゲーム内広告を開始(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20404032,00.htm

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 ◎初出:2009年11月24日
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2009/11/19

Vol. 09-84 Microsoftがクラウドサービス「Windows Azure Platform」を2010年1月に開始

□Microsoftがクラウドサービス「Windows Azure Platform」を2010年1月に開始

アメリカMicrosoftは、自社主催の開発者向けカンファレンスにおいて、クラウドコンピューティング用のOS「Windows Azure」などで構成された総合プラットフォーム「Windows Azure Platform」を2010年1月から正式に提供を開始すると発表しました。「Windows Azure Platform」を利用することで、Microsoftが運営するデータセンターのリソースを利用することができます。当初の1ヶ月間は試用期間として無料で提供される予定です。

「Windows Azure Platform」正式サービスを2010年1月開始(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329741.html

□日本ブランド戦略研究所が企業情報サイトの評価ランキングを発表

日本ブランド戦略研究所は、有力企業251社のサイトを対象に調査した「企業情報サイト調査2009」の結果を発表しました。総合評価のランキング1位は、2年連続でサントリーという結果になりました。この調査は、一般の利用者1万2600人にインターネットでアンケートを実施して、「会社案内」「経営理念」「ニュースリリース」など6つの項目について5段階評価をしてもらい、評価の平均値をスコアとして算出したものです。

企業情報サイト評価「サントリー」が2年連続トップ、日本ブランド戦略研調査(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091117/340611/

□セキュアブレインがGumblarウイルスによる被害急増を注意喚起

セキュアブレインは、Webサイトを改ざんして不正コードを埋め込むGumblarウイルスによる被害が再び急増していると注意を喚起しました。Gumblarウイルスは今年6月に猛威を振るい、日本でも数多くのWebサイトが改ざんの被害にあったことが確認されています。同社によると、今回Gumblarウイルスが新たな攻撃手法を編み出し、以前に改ざんの被害にあったWebサイトの1/3以上が再び被害にあっていると警告しています。

攻撃手法が複雑化するGumblar、以前の感染サイトが再度改ざん(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329817.html

□アメリカEdelmanがTwitterの影響力を自動計測する無料サービス開始

エデルマン・ジャパンは、親会社であるアメリカEdelmanが、Twitterの影響力をアカウントごとに自動計測する無料サービス「TweetLevel」を開始したと発表しました。TweetLevelの特徴は、すでに登場している数多くのTwitter分析ツールのスコアを統合して分析して、影響力、人気度、積極性、信頼性などの項目についての分析結果を表示してくれます。また、英文で項目別にスコア向上のためのアドバイスも表示されます。

Twitterの影響力、数ある計測ツールを統合して分析、エデルマン(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091117/340662/

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 ◎初出:2009年11月19日
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2009/11/17

Vol. 09-83 知的財産戦略本部が著作権違反コンテンツ対策の意見を公募

□知的財産戦略本部が著作権違反コンテンツ対策の意見を公募

内閣の補助機関である内閣官房に設置されている知的財産戦略本部は、インターネット上で著作権を侵害しているコンテンツへの対策として、問題点や考えられる方策など意見の公募を開始しました。具体的には、著作権に違反したコンテンツを素早く判別して削除する方法や著作権を侵害した者を特定する方法など、計6つの論点があげられています。意見は、電子メール、FAXおよび郵送で12月11日の正午まで受け付けられます。

知財戦略本部、ネット上の著作権侵害対策について意見募集(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091113_328925.html

□MicrosoftがWindows 7のデスクトップに企業広告を表示するプログラムを開始

アメリカMicrosoftは、Windows 7のデスクトップなどに企業のブランド広告を表示する先行実施プログラム「Windows Personalization Gallery」を開始しました。Windows 7から採用されたデスクトップのテーマ設定によって、Porsche、Ferrari、Coca-Colaなどのスポンサー企業が提供する壁紙やスライドショー、ツールバーをダウンロードして、デスクトップに表示できます。このプログラムは、2010年10月まで継続される予定です。

Microsoft、Windows 7のブランド広告プログラムスタート(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/16/news019.html

□CNNICが中国のSNSサイト利用状況に関する報告書を発表

中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は、中国のSNSサイト利用状況を調査した「2009年中国網民社交網絡応用研究報告」を発表しました。それによると、2009年末時点のSNSサイト利用者を1億2400万人と予測しています。男女比は男性が約53%と、中国のインターネット利用者の男性比率とほぼ同じです。年代では20代の比率がもっとも高く、10代と20代だけでSNSサイト利用者全体の約84%を占めています。

中国のSNS、10代・20代の若者が利用者の8割超を占める~CNNIC調査(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091116_329374.html

□セキュリティ企業がコンテンツ投稿サイトにおけるFlashの危険性を指摘

アメリカのセキュリティ企業Foreground Securityは、利用者がコンテンツを自由にアップロードできる投稿サイトにおいて、悪質なFlashオブジェクトを投稿すれば不正なスクリプトが実行されてしまう脆弱性の存在を指摘しました。Flashが採用している同一生成元ポリシーによって生じる脆弱性ですが、現時点で解決策はないため、同社はコンテンツ投稿サイトの利用者にスクリプトを無効にできるプラグインの利用を奨励しています。

Flashがコンテンツ投稿サイトを危険にさらす? セキュリティ企業が指摘(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/16/news011.html

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 ◎初出:2009年11月17日
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2009/11/16

第6回・ショッピングモール

日本では、消費者向け電子商取引においてショッピングモールというビジネスモデルが大きなシェアを占めています。日本流通産業新聞社が2009年4月に公表した「ネットショップ売上高ランキングベスト508社」のうち、ショッピングモールに出店しているショップは、「楽天市場」296店、「Yahoo!ショッピング」214店、「ビッダーズ」64店でした。独自サイトに加えて大手ショッピングモールに出店する企業が多いことがわかります。今回は、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ビッダーズの3サイトの特徴や共通点を見ていくことにします。

出店するショップ数が多くなると、販売されている商品数も膨大になります。そこで各社とも、欲しい商品をできるだけスムーズに見つけられるよう、サイト内検索に独自の工夫を加えています。複数のショップで同じ商品を扱っている場合は、価格などの条件を比較できる機能を提供しています。いわば、モール内で価格.comのような比較サイトが設置されていると表現できます。楽天市場では、「最近チェックした商品」に加え「最近チェックしたショップ」を表示でき、一度訪問したことがあるショップには再訪問しやすい配慮がなされています。

共通するマーケティング手法としては、出店しているショップの販売支援のために独自のアフィリエイトネットワークを運営していることがあげられます。Yahoo!や楽天では、運営しているポータルサイトで会員向けにブログサービスなども提供していて、アフィリエイトネットワークを構築しやすいという優位点があります。また、楽天市場やビッダーズは、Googleなどサーチエンジンで商品やカテゴリ名を検索した人をモールに誘導できるよう、リスティング広告に積極的に出稿して外部からの新規客獲得に力を入れています。

大手ショッピングモールでは、ショッピングとオークションが融合しつつあります。特に、オークションサイトとしてスタートしたビッダーズでは、商品検索するとオークション形式、固定価格形式、共同購入形式の3つの形式が一緒に表示されます。ショップがオークション形式で販売しているものも少なくなく、オークション形式で商品をショップから買う、という購買行動が定着しつつあることがわかります。Yahoo!オークションにも「ストア出店」という形態があり、今後はYahoo!ショッピングとYahoo!オークションの連携も強化されるものと思われます。

第6回・ショッピングモール
サイト名 Webマーケティングの特徴
★楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/
・会員向けにマイページ「my Rakuten」機能
・最近チェックした商品やショップの履歴
・共同購入、オークション、懸賞の専用ページ
・「楽天アフィリエイト」を運営
★Yahoo!ショッピング
http://shopping.yahoo.co.jp/
・ポータルサイトの強みを活かした集客
・Yahoo!オークションストアという業態も用意
・オンライン決済「Yahoo!ウォレット」を提供
・「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」を運営
★ビッダーズ
http://www.bidders.co.jp/
・モバイル中心の展開で店舗数が急増
・ショッピングとオークションが融合
・ワンクリックで簡単に応募できるプレゼント
・「ビッダーズアフィリエイト」を運営

知名度と規模で優位に立つ楽天市場、ポータルサイトの集客力が強みのYahoo!ショッピング、モバイル分野で先行するビッダーズと、各社特長を伸ばしつつ成長を続けていますが、今後ライバルとなりそうなのがアマゾンです。取り扱い商品を拡大してきており、分野によってはモールに匹敵する品揃えを誇ります。また、法人向けのAmazonマーケットプレイス大口出品サービスを利用することで、外部企業が実質的にストア出店できるようになりました。レコメンデーション機能をいち早く採用するなど、ショッピングサイトとして常に最先端を走ってきたアマゾンが大手ショッピングモールに進化する可能性もあります。

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 ◎初出:2009年11月16日
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2009/11/12

Vol. 09-82 Googleの次世代検索技術「Caffeine」が実用化に向け次の段階へ

□Googleの次世代検索技術「Caffeine」が実用化に向け次の段階へ

アメリカGoogleは、今年8月に次世代検索技術として発表した「Caffeine」について、開発者から新機能試用のフィードバックを受け付けるプレビューテストサイトの運用を終了して次の段階に進むことを発表しました。「秘密のプロジェクト」Caffeineの詳細はまだ公開されていませんが、Googleの公式ブログでは、検索結果の表示速度や正確さにおいて、従来の検索技術の常識を打ち破る第一歩となる、と表現されています。

グーグルの次世代検索技術「Caffeine」、開発者向けプレビューテストを完了(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20403329,00.htm

□Windows 7が発売2週間で約4%のシェアを獲得

アメリカの調査会社Net Applicationsがネットに接続しているPCのOSについて調査を実施したところ、10月22日に発売されたMicrosoftの新しいOS「Windows 7」が発売開始2週間で約4%のシェアを獲得したことがわかりました。その前のOSであるWindows Vistaが2007年1月に発売された時には、シェア4%を突破するのに約6ヶ月かかっていることから、Windows 7はVistaを大きく上回るペースで普及しているようです。

Windows 7のシェアが4%に Vistaよりも急ペースで成長(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/11/news030.html

□ミクシィがPC版「mixiアプリ」開発アワードの受賞作品を発表

ミクシィは、「mixiアプリ」の開発コンテスト「ソーシャルアプリケーション アワード」の受賞作品を発表しました。7月1日から9月30日までに応募のあった計337点の中から、グランプリを含む計10点の優秀作品が表彰されました。グランプリには、利用者数が250万人を超えている「サンシャイン牧場」が選ばれました。「サンシャイン牧場」を開発したのは中国のRekoo Mediaで、今年10月には日本法人を設立しています。

「mixiアプリ」開発アワード、グランプリは「サンシャイン牧場」(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091110_327906.html

□タイアップ広告型の携帯電話向けアドネットワークがサービス開始

ハロとレオンテクノロジーの2社は、タイアップ広告型の携帯電話向けアドネットワーク「GRAPE」の運用を開始しました。主に、ゲームなどの有料サービスを提供するコンテンツプロバイダを広告主に想定したサービスです。ネットワークに参加するメディアと共同でタイアップサイトを運営し、そこから会員登録に結びついた件数に対して、月額料金の2倍以上の成果報酬がコンテンツプロバイダからメディアに支払われる仕組みです。

タイアップ広告型のケータイアドネットワーク開始、CPの会員獲得向け(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091110/340317/

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 ◎初出:2009年11月12日
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2009/11/11

[WEB マーケティング研究会]vol.59 ECサイトの多様な機能

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[WEBマーケティング研究会]メールマガジン vol.59  2009.11.11発行
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[1] 「業界別・Webマーケティングのトレンド」最新記事
[2] 「注目のWebマーケティング関連ニュース」最新記事
[3] 編集後記

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[1] 「業界別・Webマーケティングのトレンド」連載開始
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連載「業界別・Webマーケティングのトレンド」(全11回)では、Webマーケ
ティングを積極的に行っている業界を毎回1つ取り上げて、主要な企業のWebサ
イトにおけるマーケティング手法の傾向を整理します。

第4回・家電量販店(11/2up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/4-56e8.html
 第4回は大手家電量販店を取り上げます。家電量販店のネットショップでは、
会員として登録すると、ネットショップで貯まったポイントを店頭での購入に
も利用できるポイントの共通化が、会員登録の大きな動機付けになっています。

第5回・総合スーパー(11/9up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/5-e110.html
 第5回は総合スーパーに注目します。総合スーパー各社は、チラシやセール
情報など各店舗から発信するコンテンツに力を入れるほか、最寄店舗から同日
中に自宅に配達するネットスーパー事業や、流通網を生かした店頭受け取りサ
ービスなどを展開しています。

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[2] 「注目のWebマーケティング関連ニュース」最新記事
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Vol.09-79 ICANNが国際化ドメイン名実現に向けて協議を開始(10/29up)
http://www.webdbm.jp/2009/10/vol-09-79-icann.html
 □グーグルがYouTubeでキーワードに連動する動画広告を国内で開始
 □IPAが中小企業のセキュリティ対策実施状況に関する報告書を公開
 □ホワイトハウスの公式サイトでオープンソースCMS「Drupal」を採用

Vol.09-80 ICANNが国際化ドメイン名導入の承認プロセス開始へ(11/5up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-80-icann.html
 □米Googleが「Google Wave」のサーバを外部の開発者に開放
 □米Microsoftが上半期のセキュリティ動向をまとめたレポートを公開
 □NHKが無料素材サイト「NHKクリエイティブ・ライブラリー」を開設

Vol.09-81 米GoogleがECサイト向けサイト内検索サービスをリリース
(11/10up)
http://www.webdbm.jp/2009/11/vol-09-81-googl.html
 □第13回「日本オンラインショッピング大賞」の受賞サイト発表
 □ノッキングオンが位置情報と連動したモバイル向けミニブログを開始
 □GREEのリニューアルPC版にTwitter連携機能が追加

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[3] 編集後記
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先日、正月に帰省するための飛行機を予約しました。飛行機の場
合は、Webサイトから予約だけを入れておいて、日程が確定した
ら航空券をクレジットカード決済すればいいので便利ですね。年
末年始は、移動しやすい時間帯の便はすぐに満席になるので、早
めに予約を入れておくに限ります。

最近は、新幹線の予約も便利になりました。私は大阪出張の時に
はほとんど新幹線を利用していますが、必ず使うのがエクスプレ
ス予約です。座席表から好きな席を指定出来るようになりました
し、ICカードを使ってチケットレスで乗車できます。飛行機のよ
うに予約だけを入れて、直前まで無料で変更・取消できれば理想
的なんですが、それはちょっと無理でしょうかね。 (佐藤)

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 ◎初出:2009年11月11日
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2009/11/10

Vol. 09-81 Googleがクラウドを使ったECサイト向けサイト内検索サービスをリリース

□Googleがクラウドを使ったECサイト向けサイト内検索サービスをリリース

アメリカGoogleは、ECサイト向けのサイト内検索機能をクラウドで提供する「Google Commerce Search」をリリースしました。「Google Merchant Center」に商品データをアップロードして検索エンジンをカスタマイズすることで、Google品質の検索機能をECサイトに搭載することができると説明しています。現在リリースされているのは英語版のみで、利用料金は登録商品数と検索クエリー数によって決められます。

Google、小売りサイト向けクラウド検索サービス「Google Commerce Search」発表(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/06/news026.html

□第13回「日本オンラインショッピング大賞」の受賞サイト発表

EC研究会は、第13回「日本オンラインショッピング大賞」の受賞サイトを発表しました。今回は合計1042件の応募がありましたが、大賞グランプリにはペット向け食品や雑貨を販売する「わんのはな」が選ばれました。日本オンラインショッピング大賞は、サイトの売り上げ規模によって受賞サイトを選ぶのが特徴で、年商5億円以上のサイトを対象とした「最優秀大規模サイト賞」には、海鮮食品を販売する「ますよね」が選出されています。

ECサイトを表彰する「日本オンラインショッピング大賞」発表会(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091106_326930.html

□ノッキングオンが位置情報と連動したモバイル向けミニブログサービスを開始

ノッキングオンは、モバイル端末のGPS機能で取得した位置情報と投稿を連動させるモバイル向けミニブログサービス「コエポッド」を開始しました。利用者のつぶやきがどこで投稿されたかがわかりますので、自分の近くにいる人に限定して投稿を読むことや、コエポッドへの投稿を自動的にTwitterに転載することが可能です。特定地域で開催されるイベントなどでのコミュニケーション手段として活用されそうです。

「駅」を拠点にしたモバイル向け位置連動型ミニブログ「コエポッド」(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20403166,00.htm

□GREEのリニューアルPC版にTwitter連携機能が追加

グリーは、Twitter連携などの機能を追加したリニューアルPC版「GREE」を正式公開しました。PC版「GREE」でTwitterのアカウントを設定すると、Twitterの投稿がGREEの「ひとこと」にも自動的に反映されるようになりました。「ひとこと」とは、140文字以内のメッセージを投稿できる機能で、ベータ版サイトから実装されていました。今回リニューアルした正式版では、対応ブラウザをInternet Explorer 6以降にも拡大しています。

「GREE」PC版を正式リニューアル。Twitter連携やIE表示に対応(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091109_327722.html

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 ◎初出:2009年11月10日
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2009/11/09

第5回・総合スーパー

総合スーパーは、店舗ごとに発行しているチラシなど地域密着コンテンツの配信において早くからWebサイトを活用してきました。グループのネットワークを生かしたネット通販やネットスーパーなど、ネット関連の事業も積極的に拡大しています。今回はセブン&アイ・ホールディングスのイトーヨーカ堂、イオンのジャスコに加え、イオンと提携関係にあるダイエー、外資系の傘下に入った西友の4社のWebサイトに焦点をあてたいと思います。

総合スーパーは、グループ内で数多くの店舗ブランドがあり、多彩なサービスを提供しています。企業サイトのあり方を考える上で、総合スーパーのサイト構成は参考になるかもしれません。ジャスコでは、持株会社であるイオンの企業サイトには「aeon.info」、お客さまサイトなどは「aeon.jp」、ネット通販サイトは「aeonshop.com」と、目的に応じてドメイン名を使い分けています。これに対してダイエーは、企業サイトをはじめ、ネット通販サイト、ネットスーパーなどでドメイン名を「daiei.co.jp」に統一していて、サブドメインを使い分けているのが特徴です。

共通点としては、チラシやセール情報など各店舗から発信されるコンテンツに力を入れている点です。イトーヨーカ堂では、すべての店舗がブログ形式で最新情報を発信しています。ジャスコは、最新のデジタルチラシを自動的に受信できる独自のRSSリーダーを無料配布しています。ダイエーは、クッキーを使って会員登録しなくても利用できる、最寄り店舗の最新情報を表示する「My店舗登録」機能を提供しています。西友では携帯電話から最新のチラシをチェックできる携帯サイトを充実させるなど、各社とも独自性を打ち出していることがわかります。

各社ともネット通販サイトを運営しています。イトーヨーカ堂は、同じグループであるセブンイレブンの流通網を生かして、注文1500円以上は全国送料無料で、指定したセブンイレブンの店頭で商品を受け取ることも可能です。また、主にクリスマスや正月など季節商品をネットで予約してイトーヨーカ堂の店頭で受け取れる「店頭受け取り予約サイト」を運営しています。イトーヨーカ堂、イオン、ダイエーが独自の通販サイトを持っているのに対して、西友は楽天市場の中に「e-西友楽市オンラインショップ」を出店するという形態をとっています。

第5回・総合スーパー
サイト名 Webマーケティングの特徴
★イトーヨーカ堂
http://www.itoyokado.co.jp/
・ショッピングサイト(itoyokado.jp)を運営
・各店舗がブログを運営、最新チラシをPDFで配信
・季節商品などが予約できる店頭受け取り予約サイト
・86店舗でネットスーパー、会員数33万人(2月末時点)
★ジャスコ(イオン)
http://www.aeonretail.jp/jusco/
・イオン公式サイトには.infoドメインを採用
・ショッピングサイト(aeonshop.com)を運営
・チラシ自動配信ツール「ちらしカタログ宅配便」配布
・コミュニティ機能を備えた「イオンお客さまサイト」
★ダイエー
http://www.daiei.co.jp/
・サブドメインでショッピングサイト運営
・おすすめレシピなど「食べる」関連コンテンツ
・クッキーを利用した「My店舗登録」
・店舗別に購読できる「おトクメール」
★西友
http://www.seiyu.co.jp/
・ネットスーパーではイトーヨーカ堂に次いで業界2位
・携帯サイトからも最新チラシをチェック可能
・楽天市場に「e-西友楽市オンラインショップ」出店
・登録制のインターネット商談サイト

業界の最近の傾向としては、最寄店舗から同日中に自宅に配達するネットスーパー事業を拡大していることがあげられます。ネットスーパーは2000年頃に登場しましたが、一度は縮小、撤退した経緯があります。再び脚光を浴びている理由は、店舗単位での配送やピッキングを行うシステムを構築したことで、採算に合うビジネスモデルに進化したためです。イトーヨーカ堂では、2009年2月末現在で全国86店舗で実施していて、登録会員数は33万人に達しています。まだ大きな利益にはつながっていませんが、大きな可能性を秘めている分野といえるでしょう。

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 ◎初出:2009年11月9日
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2009/11/05

Vol. 09-80 ICANNが国際化ドメイン名導入の承認プロセス開始へ

□ICANNが国際化ドメイン名導入の承認プロセス開始へ

ドメイン名の管理を統括する団体ICANNは、トップレベルドメイン名に英語以外の言語が使用できる国際化ドメイン名の導入を承認しました。この決定を受けて、11月16日より承認プロセスが開始されます。情報通信審議会が日本の国際化ドメイン名として「.日本」が適当であるという答申を今年4月に行っていて、ICANNの評価基準をパスすれば、日本インターネットドメイン名協議会が「.日本」の管理運営事業者の選定を行う予定です。

ICANN、「.日本」などアルファベット以外のトップドメイン導入を承認(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/02/news016.html

□アメリカGoogleが「Google Wave」のサーバを外部の開発者に開放

アメリカGoogleは、新しいコミュニケーションプラットフォーム「Google Wave」の開発を促進するために、外部の開発者に対してサーバを開放することを決定しました。今後、開発者が構築したWaveサーバ間でGoogle Wave独自のプロトコルを使って相互通信ができるようになります。Google Waveは、従来の電子メールやインスタントメッセージ、ファイル共有などを統合したプラットフォームで、正式リリースは2010年になる見込みです。

グーグル、「Wave」のサーバをオープンに--サードパーティからのアクセスを実現(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20402864,00.htm

□アメリカMicrosoftが上半期のセキュリティ動向をまとめたレポートを公開

アメリカMicrosoftは、インターネットのセキュリティ動向についてまとめたインテリジェンスリポートを半期ごとに公表しています。先日公開された2009年上半期のレポートでは、初めて日本、オーストリア、ドイツなどウイルス感染率が低い国のベストプラクティスが紹介されました。日本で感染率が低い背景として、総務省と経済産業省が連携して運営されている「サイバークリーンセンター」などが貢献していると分析しています。

MS、セキュリティ報告書で日本のベストプラクティスなどを紹介(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/04/news027.html

□NHKが無料で利用できる素材サイト「NHKクリエイティブ・ライブラリー」を開設

日本放送協会(NHK)は、映像や音声などの創作用素材が無料で利用できる「NHKクリエイティブ・ライブラリー」を開設しました。NHKアーカイブスの番組で使用された素材を中心に、現在1380本の素材がMPEG-4形式で公開されています。サービス対象者としては「10代の子供や若者」を掲げていますが、利用の年齢制限はなく成人でも利用できます。NHK指定の著作権表記を行えば、編集した映像をブログや動画共有サイトに投稿することも可能です。

NHKが無料映像素材サイト公開、「受信料で作ったものを還元」(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091102_326099.html

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 ◎初出:2009年11月5日
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2009/11/02

第4回・家電量販店

大手家電量販店は、比較的早い時期から家電製品のネット通販に取り組んできました。各社ともネット通販の普及とともに売上を拡大してきましたが、最近ではアマゾンが取り扱い商品を家電製品に拡大したり、一部メーカーが直販サイトを開設するなど、家電製品のネット通販市場の競争が激しさを増しています。今回は、大手家電量販店5社(ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ、ベスト電器)が運営するネットショップにおけるWebマーケティングを取り上げることにします。

今回取り上げた5社のうち、ベスト電器はネット通販のための専用会社を設立していますが、他の4社はすべて本体がネット通販を直接行っています。その4社のうち3社は企業サイトとネットショップを別のドメイン名で運営しています。ヨドバシカメラとビックカメラは、企業サイトは「co.jp」、ネットショップは「.com」と使い分けています。コジマは一つのドメイン名で、企業サイトのトップページがネットショップのトップページを兼ねています。一方ヤマダ電機は、ネットショップ名を「ヤマダ電機WEB.COM」として、ドメイン名にもwebが入った「yamada-denkiweb.com」を使用して独自性を打ち出しています。

家電量販店のネットショップで共通しているのは、会員制を採用している点です。無料会員として登録をすると、過去の購入履歴やお気に入り商品が登録できるマイページ機能が使えます。これらの機能は、ショッピングモールやネットショップでもすでに一般化していますが、家電量販店のネットショップでは貯まったポイントを店頭での購入にも利用できるようにポイントの共通化ができることが、会員登録の大きな動機付けになっています。登録会員に対しては、おすすめ商品がメールで配信されるなど、購買履歴に基づいたレコメンデーションが行われます。

各社とも力を入れているのがエコロジー関連のコンテンツです。エコポイントの実施も追い風になり、エコ家電に強いことに加えて、企業としてもエコロジーに積極的に取り組んでいることをアピールする狙いがあります。コジマでは、現在使っているエアコンやテレビなどを最新の省エネタイプに買い換えた場合、どれだけ電気代の節約になるかをシミュレーションできるツールを提供しています。ヤマダ電機とビックカメラは、独自のツールバーを使って検索すると、その収益の一部がエコに活用されるリーフバンクプロジェクトに協賛しています。

第4回・家電量販店
サイト名 Webマーケティングの特徴
★ヤマダ電機
http://www.yamada-denkiweb.com/
・企業サイトは「yamada-denki.jp」
・商品詳細ページにメーカーへのリンク設置
・家電の奥義を動画で配信するサイトを運営
・特価品情報をRSSで配信
★ヨドバシカメラ
http://www.yodobashi.com/
・企業サイトは「yodobashi.co.jp」
・シンプルなテキストによるナビゲーション
・商品詳細ページに関連商品とユーザーレビュー
・希望の商品を探してくれる「商品リクエスト」
★ビックカメラ
http://www.biccamera.com/
・企業サイトは「biccamera.co.jp」
・検索枠に注目キーワードを表示
・商品をベースとしたレコメンデーション機能
・「最近チェックした商品」表示機能
★コジマ
http://www.kojima.net/
・企業サイトとネットショップが融合
・店舗のチラシ広告や新聞広告を公開
・最寄店舗の展示処分品を検索できる「展示品.net」
・省エネ比較サイトやローンシミュレーション
★eBEST(ベスト電器)
http://www.ebest.co.jp/
・ネット販売は別会社で運営
・商品詳細ページに関連商品を表示
・送料無料にするための少額おすすめ商品を表示
・バリューコマースのアフィリエイトサイトを募集

共通点が多い家電量販店のネットショップですが、商品詳細ページで微妙な違いもあります。ヤマダ電機では、利用者の利便性を優先してメーカーの公式サイトへのリンクを設置している点が特徴です。ヨドバシカメラでは、購入者が投稿したユーザレビューを商品詳細ページに掲載しています。ベスト電器のeBESTは、5250円以上注文すると送料無料になるため、その額に届くよう少額のおすすめ商品を表示しています。ビックカメラでは、この商品を見た人が他にどんな商品を見ているかを表示しています。個々の機能については他のジャンルのネットショップですでに広く採用されているものですが、どの機能を採用するかで特徴が出ています。

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 ◎初出:2009年11月2日
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