第10回・TwitterHawk
TwitterHawkは、ミニブログサービス「Twitter」にキーワード連動のターゲティング広告を配信するサービスです。オーストラリアの会社が2009年2月1日にサービスを開始しました。Twitterと提携関係はありませんが、Twitterが公開しているAPIを利用したシステムを提供しています。Twitterへの投稿を定期的に検索して、利用者が指定したキーワードが含まれた投稿が見つかると、それに返答するような形であらかじめ登録した文章を自動的に投稿してくれる便利なツールです。
Twitterは、140文字以内の短いメッセージを投稿できる、ブログとチャットとSNSのいいとこ取りしたような無料サービスです。2006年8月にアメリカで誕生して以来、欧米ではかなり普及していて、2009年4月時点の利用者数はアメリカで約1700万人、イギリスで約250万人となっています。日本での利用者数は2009年6月時点で約78万人とまだまだ普及しているとはいえませんが、2009年に入ってからは大きく伸びていて、今後SNSやブログに並ぶクチコミ情報源になると期待されています。
Twitterに広告を配信するサービスはすでに数多く登場しています。一例としては、BeaMagpieのようなアドネットワークや、Tweetbucksのようなアフィリエイトプログラムが有名です。今回紹介するTwitterHawkは、特定の地域で指定したキーワードがTwitterに投稿された場合、あらかじめ登録しておいたtweet(Twitterへの投稿)を自動的に投稿してくれるツールをASP形式で提供しています。たとえばニューヨークでレストランを新しく開店した人が、「レストラン」や「食事」というキーワードを指定して、レストランに関する話題がニューヨーク地域で投稿された時に「うちのレストランなんかいかがでしょう?」と投稿するように設定しておけば、自然な会話の中で自分の店を宣伝できます。
このサービスの鍵は、自動的に配信された投稿を相手が広告やスパムと感じるかどうかにかかっています。広告っぽくならないかをチェックできるよう、投稿ごとに内容を確認できるモードも用意されていて、TwitterHawkも当初は確認モードの利用を推奨しています。相手が投稿に対して返答してくる可能性もありますので、効果を高めるためには、その後のコミュニケーションをどのようにフォローできるかが重要です。つまり単なる広告ではなく、あくまでもTwitterでの会話をつくるきっかけと考えた方がいいでしょう。
| サイト名 | TwitterHawk |
| URL | http://www.twitterhawk.com/ |
| 事業内容 | Twitterにターゲティング広告を配信できるシステムを提供。システムの利用料金は1tweet(投稿)あたり5セント。 |
| 沿革 | 2009年2月1日にサイト開設。2009年5月には累計5万tweetの投稿を達成。 |
| 特徴 | Twitterで指定のキーワードが特定の地域で投稿されると、あらかじめ登録したtweetが自動的に投稿されるシステム。Twitterが公開しているAPIが使われている。スパム防止のために自主的な制限を設けている。 |
TwitterHawkの利用料金は、投稿されたtweet1件あたり5セントが基本になっています。キーワードと地域によって投稿するシーンをかなり絞り込めますので、設定の仕方を工夫すればコストパフォーマンスのいいプロモーション手段になる可能性もあります。ただし、Twitterにこの種の広告を配信することに対して、批判的な見方をするTwitter利用者が多いことも事実です。広告として利用する前に、自らがTwitterを使いこなしてTwitterの住人として認知されておくことが必要かもしれません。
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◎初出:2009年9月14日
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