第9回・Android
Androidとは、2007年11月5日にGoogleなどが中心になって設立された業界団体・Open Handset Alliance(OHA)が発表したLinux(リナックス)OSベースの携帯電話向けソフトウェアプラットフォームのことです。
もともとAndroidは、Googleが2005年に買収したモバイルソフトウェア開発会社の名前です。GoogleがAndroidに力を入れるのは、将来的には携帯電話だけではなく、屋外でインターネットを利用できるあらゆる端末にGoogleの広告を表示できるようにする狙いがあると言われています。2008年後半には、Androidを搭載した携帯電話が市場に投入される見込みです。これまで数々のWeb APIを無料で提供してきたGoogleの戦略がモバイル分野でも通用するかどうか、注目が集まりそうです。
Linuxをベースにした携帯電話向けプラットフォームの仕様を策定している団体としては、2007年1月にモトローラやNTTドコモが参加して設立されたLiMo Foundationや、2007年12月に一足早く仕様を公開したLinux Phone Standards Forum(LiPS Forum)などがあります。

LiMoとAndroidは、携帯電話市場では競合が予想されますが、両者の目的を見ると微妙に異なることがわかります。LiMoは携帯電話業界の有力プレーヤーが参加し、これまでの経験を活かして開発を効率化する「継続性」を重視した仕様になっています。Androidはこれまでになかった新しいプラットフォームで、LiMoとAndroid両方に参加しているNTTドコモは、「Androidには、全く新しいものが誕生することを期待している」と参加理由を語っています。
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◎初出:2008年3月3日
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