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2008年2月

2008/02/29

「モバイル市場の現状」(5)インテグレーション

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引き続き2008年2月19日の社内勉強会の第一部をご紹介します。

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【5】インテグレーション

モバイルサイト構築、モバイルサイト用のアプリケーション開発などのモバイルインテグレーション市場については、ミック経済研究所の「ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2007年」の中で、モバイル比率が記載されています。それによると、Webインテグレーション事業の市場規模全体は2006年度でおよそ700億円で、そのうち2割強がモバイルサイト向けと推定されます。モバイルサイト向けでは、サービス分野が37%、流通/小売/通販分野が23%と売上の中心を占めます。

野村総合研究所が2007年12月に公表した「2012年までの国内IT主要市場の規模とトレンド」では、モバイルソリューションの市場規模予測が掲載されています。(2007年度 2,323億円、2008年度 3,069億円、2012年度 7,060億円)しかしながら、この統計では「モバイルソリューション」を「携帯電話を利用した、企業内情報システムに関連したもの」と定義していて、モバイルサイト構築の費用は含まれないと思われます。

★ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2007年
http://www.mic-r.co.jp/mr/00167/index.html

★BtoC ECが10兆円市場に、ブログ・SNSは年平均30%超の成長
http://www.nri.co.jp/news/2007/071219_1.html

【6】モバイルに関するトピックス

(1)「The Mobile World Congress 2008 Barcelona」での注目テーマ

2月11日~14日にかけて、スペインのバルセロナで世界最大級のモバイル関連イベント「The Mobile World Congress 2008 Barcelona」が開催されました。そのイベントでは、NTTドコモが取り組む「LTE(Long Term Evolution)=Super3G」や「4G」、「Android」、「LiMoなどのLinux携帯プラットフォーム」、携帯向けコミュニケーションツール「Yahoo! oneConnect」などが注目を集めました。

★世界最大級のモバイル関連イベント
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/38421.html

(2)「モバイルプロジェクト・アワード2007」受賞サイト

モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)などが主催する「モバイルプロジェクト・アワード」は2007年で6回目の開催となりました。2007年は「魔法の図書館」がモバイルコンテンツ部門の最優秀賞を受賞しました。アワードは、モバイルコンテンツ部門以外に、モバイルプラットフォーム部門、モバイルソリューション部門、モバイルハードウェア部門があります。

2007年モバイルコンテンツ部門受賞サイト
最優秀賞 魔法の図書館
優秀賞 「顔ちぇき!~誰に似てる?~」
優秀賞 コカ・コーラ × モバゲータウン
優秀賞 EZ助手席ナビ
優秀賞 フジテレビ・ショートドラマ・プロジェクト「東京タワー ~いつもオトン~」「プロポーズ小作戦」

2006年モバイルコンテンツ部門受賞サイト
優秀賞 R25式モバイル
優秀賞 日テレワンセグプロジェクト
優秀賞 ニワンゴ
優秀賞 mixi モバイル

★モバイルプロジェクト・アワード2007
http://www.mcf.to/mpa/2007/winner/

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「モバイル市場の現状」(4)モバイル広告

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【4】モバイル広告

(1)日本のモバイル広告市場規模

「日本の広告費」によると、2006年のモバイル向け広告市場規模は390億円(市場全体の約11%)となっています。電通総研の「2007年~2011年のインターネット広告費に関する試算」では、2011年のインターネット広告市場規模は全体で7,558億円、そのうちそのうちモバイル向け広告(検索連動型も含む)が1,284億円(市場全体の約17%)と予測されています。

★2007年~2011年のインターネット広告費に関する試算
http://dci.dentsu.co.jp/pdf/publication_070416.pdf

(2)世界のモバイル広告市場規模

eMarketerは2007年10月に発表した報告書の中で、2007年の世界のモバイル広告市場は約28億ドル、2011年には162億ドルに成長すると予測しています。モバイルでもサーチエンジン広告の大きな伸びが予想されていて、アメリカの調査会社ケルシー・グループによると、アメリカのサーチエンジン連動広告市場規模は2007年で3,320万ドルと見込んでいますが、5年後の2012年には14億ドル規模に急成長するとみています。

★There Goes Mobile Advertising
http://www.emarketer.com/Article.aspx?id=1005445

★急成長するモバイル検索広告市場、2012年には14億ドル規模に
http://www.computerworld.jp/news/mw/78789.html

(3)モバイルアフィリエイト市場規模

矢野経済研究所の「アフィリエイトサービス市場動向に関する調査結果2008年版」によると、モバイルアフィリエイト市場は大きく拡大していて、2007年度は前年比53%増の229億円と見込んでいます。

★アフィリエイトサービス市場動向に関する調査結果2008年版
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000330

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「モバイル市場の現状」(3)モバイルコンテンツ

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【3】モバイルコンテンツ

(1)モバイルコンテンツ市場規模

モバイル・コンテンツ・フォーラムが公表した報告書によると、2006年のモバイルコマース市場規模は前年比16%増の3,661億円になりました。

2006年モバイルコンテンツ内訳
・着メロ系市場 843億円(前年比20%減)
・着うた系市場 759億円(前年比35%増)
・モバイルゲーム市場 748億円(前年比27%増)
・装飾メール市場 55億円(前年比293%増)
・電子書籍市場 69億円(前年比331%増)
・その他コンテンツ市場 1,187億円(前年比28%増)

★2006年 モバイルコンテンツ関連市場の合計は、9,285億円
http://www.mcf.to/press/images/2007_MobileContents_market_scale.pdf

(2)注目されるコンテンツ市場のデータ

インプレスR&Dが公表した「電子書籍ビジネス調査報告書2007」によると、2007年3月末の電子書籍市場全体の規模は、前年比94%増の約182億円となりました。このうち、携帯向け電子書籍市場は約112億円(全体の約62%)を占めるに至っています。約112億円のうち、約82億円が電子コミックになっています。

日本レコード協会(RIAJ)が公表した2007年第3四半期(2007年7月~9月)における有料音楽配信の売上実績によると、モバイル向け有料音楽配信は前年同期比46%増の181億800万円と大きく伸びました。

富士キメラが報告書の中で掲載しているエンターテイメント系サービスのモバイル市場予測のグラフでも、2012年までの推移をみると音楽配信と電子書籍の伸び率が高くなっています。

★電子書籍の市場規模は182億円、対前年度比約2倍に拡大 うち電子コミックの市場規模は106億円
http://www.impressrd.jp/news/071116/eb

★2007年第3四半期の音楽配信売上は200億円、待ちうたが倍増~レコ協調べ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/22/17619.html

★モバイルの普及がブロードバンド市場を拡大、富士キメラが予測
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/01/18309.html

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「モバイル市場の現状」(2)モバイルコマース

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【2】モバイルコマース

(1)モバイルコマース市場規模

モバイル・コンテンツ・フォーラムが公表した報告書によると、2006年のモバイルコマース市場規模は前年比38%増の5,624億円になりました。

2006年モバイルコマース内訳
・物販系 2,583億円(前年比68%増)
・サービス系(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット)1,928億円(前年比17%増)
・トランザクション系(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料)1,113億円(前年比26%増)

富士経済の「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2007-2008 企業編」によると、2007年のモバイル通販市場は06年比33.9%増の2,715億円の見込みで、2008年は25.6%増の3,410億円と予測しています。また、情報通信総合研究所では、モバイルコマース市場は、2006年では2,378億円だった経済波及効果が、2010年では6.3倍の1兆4,870億円の規模まで拡大すると予測しています。

★2006年 モバイルコンテンツ関連市場の合計は、9,285億円
http://www.mcf.to/press/images/2007_MobileContents_market_scale.pdf

★通販・e-コマース市場の調査を実施
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/07097.html

★モバイルコンテンツ、コマースの経済波及効果は2010年で2006年の4倍の2.4兆円
http://www.icr.co.jp/press/press20070824.html

(2)海外のモバイルコマース市場

英国調査会社ジュニパーリサーチ社は調査レポート「携帯電話向け支払サービス市場調査:モバイルバンキングとモバイル決済 2007-2011年」の中で、2011年までに2億400万人のモバイルユーザがモバイル機器を用いた支払いサービス(MFC)を利用し、取引金額は220億ドルになると予測しています。

★携帯電話による商取引は2011年までに5870億ドルに達する
http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,00027532p,00.htm

(3)モバイルサイト売上高ランキング

日経流通新聞は2007年10月17日付紙面で「2006年度携帯ネット通販売上高ランキングベスト10」を発表しました。前年との比較では、女性ファッションサイト「ガールズウォーカードットコム」を運営するゼイヴェルや女性向け通販のイマージュホールディングスの順位が急上昇したのが目立ちます。

★2006年度携帯ネット通販売上高ランキングベスト10
(日経流通新聞2007年10月17日・カッコ内は前年度順位)

 1位(2) ファミマ・ドット・コム
 2位(1) 千趣会(BELLE MAISON)
 3位(3) ニッセン
 4位(4) ネットプライスドットコム(ちびギャザ、netprice)
 5位(-) ゼイヴェル(ショッピングウォーカー)
 6位(6)  シーエー・モバイル(ONE☆FESTA、香水の百貨店)
 7位(-) イマージュホールディングス(イマージュ・ネット、ライフフォース)
 8位(5) セシール
 9位(9) 日本オプティカル(EYE-D mall)
10位(15) ヨドバシカメラ(ヨドバシ・ドット・コム)

(4)モバイルサイト利用実態

MMD研究所が定期的に実施している「モバイルコマースに関する利用動向調査」によると、2007年12月のモバイルコマース利用者は約3割、購入した合計金額は10,000円以上が約2割、もっとも購入したアイテムは男性では「CD/DVD(音楽)」、女性では「衣料」となっています。

★【第12回】モバイルコマース利用動向調査(2007年12月度)
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=119

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「モバイル市場の現状」(1)携帯電話利用者に関する基本データ

クロスメディアマーケティングでますます目が離せない「ケータイサイト」。2008年2月19日の社内勉強会では、進化するこのマーケットの現状を取り上げました。勉強会の内容は

  第一部:「モバイルサイト 市場概要」

  第二部:「PCとモバイル。クロスメディアマーケティング」

  第三部:「モバイルサイトへの集客」

  第四部:「モバイルサイト運営に伴う、調査・分析の基礎知識」

の四部構成でしたが、当blogでは第一部のみご紹介いたします。

ちなみに、当研究会を運営する株式会社アイプラネットのネットソリューション部は「webマーケティンググループ」「webサイト企画グループ」「モバイルサイト企画グループ」「システム構築グループ」の四つに分かれています。webプロデューサーとモバイルプロデューサーはそれぞれのグループで専門性を磨く一方、情報共有も重要ととらえています。さらに、今回の勉強会では、メディア部のネット広告担当者も講師に招きました。「モバイルサイトへの集客」につき新たな示唆を得る中で、web・モバイル・広告のシナジー効果を高めたいとの意が、一層強くなりました。

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それでは第一部「モバイルサイト 市場概要」の紹介に入りましょう。

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【1】携帯電話利用者に関する基本データ

(1)携帯電話契約数

総務省の「平成19年版情報通信白書」によると、平成18年度末における携帯電話の契約数は9,672万件(対前年度比5.4%増)。このうち第3世代携帯電話の加入者数は6,991万件(対前年度比44.7%増)で、携帯電話加入者数に占める割合は72.3%となっています。電気通信事業者協会(TCA)が毎月公表している「携帯電話・PHS平成20年1月末契約数」によると、平成20年1月末の携帯電話契約総数は1億86万件になっています。

★平成19年版 情報通信白書
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h19/index.html
☆第2章 情報通信の現況(4)移動通信
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h19/html/j2124000.html

★電気通信事業者協会(TCA)「携帯電話・PHS平成20年1月末契約数」
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0801matu.html

(2)携帯電話でのネット接続と年代別利用率

総務省の「平成18年通信利用動向調査」によると、携帯電話等の移動端末を使ってインターネット接続している人は7,086万人(前年比2.4%増)、そのうちパソコンと移動端末を併用して利用している人が6,099万人となっています。パソコンと併用する人が1,237万人増加しているのに対して、携帯端末のみで利用している人は1,233万人減少しました。

携帯電話・PHSの世帯保有率は86.8%(パソコンは74.1%)、携帯電話利用率は20代~40代で90%を超えていて、60代でも約5割とパソコンと比較して世代によるデジタル・デバイドが小さいのが特徴です。

★平成18年通信利用動向調査
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/pdf/070525_1_bt.pdf
・3ページ「インターネット利用端末の種類 (世帯構成員)」
・11ページ「携帯電話及びパソコンの利用率 (世帯構成員)」
・12ページ「情報通信機器の保有状況 (世帯)」

(3)携帯キャリアのシェア

電気通信事業者協会(TCA)が公表している平成20年1月末契約数によると、契約数でのシェアはDoCoMo 5,317万件(52.7%)、au 2,964万件(29.4%)、softbank 1,781万件(17.7%)となっています。

一方、約600社のモバイルサイトにASPを提供しているビートレンドのデータによると、2007年11月のモバイルサイトへのアクセス状況によるシェアは、DoCoMo 59.0%、au 32.6%、softbank 8.4%となっています。

★電気通信事業者協会(TCA)「携帯電話・PHS平成20年1月末契約数」
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0801matu.html

★モバイルサイトに一番アクセスしているのは木曜日--携帯電話ユーザーの実態
http://japan.cnet.com/column/mshare/story/0,3800081578,20363379,00.htm

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