第4回・OpenID
OpenIDとは、1つのIDを使って複数のサイトにログインできる「シングルサインオン」の仕組みの一つです。OpenID発行サービスでいったんIDを取得すれば、OpenIDに対応したサイトでは新たに会員登録することなくログインできるようになるため、アメリカでは個人情報に敏感な利用者を中心に普及しています。
OpenIDの特徴は、IDがOpenID発行サービスのドメイン名を含んだURLの形になっていることです。OpenID対応サイトにログインするには、URL形式のIDを入力すると、OpenID発行サービスの認証サーバからパスワード入力を求められます。認証サーバによってパスワードが認証されると、その時点でOpenID対応サイトにログインできた状態になります。なお、OpenID対応サイトであれば、どの発行サービスで登録したOpenIDでも同じようにログインできます。
日本では、2007年2月にOpenID.ne.jpがOpenID発行サービスを開始して以来、いくつかの会社がOpenIDを発行していますが、現時点でOpenID発行数は数千件にとどまるとみられています。日本であまり普及していないのは、まだOpenID対応サイトが少くOpenIDを取得するメリットが少ないためです。

先日、Yahoo!がOpenID発行サービスを開始すると発表しました。日本のヤフーでも、ほぼ同時に日本語による発行サービスが開始される見込みです。ヤフーは日本で2000万人以上にYahoo!IDを発行していますので、ヤフーが発行するOpenIDを取得する人が急増すると予想されます。そうなると、ヤフーのOpenIDを持った人からのアクセスを期待するOpenID対応サイトも増えるでしょう。2008年はOpenIDが一気に普及する年になるかもしれません。
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◎初出:2008年1月28日
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