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2007/12/26

「クロスメディアマーケティング受容実態調査 2007」結果概要

WEBマーケティング研究会(東京都港区南青山・株式会社アイプラネット内)は、クロスメディア広告の接触状況や企業サイトやクチコミサイトが消費者の購買活動に与える影響、2007年に印象に残ったキャンペーンなどを調査するために、インターネットパネルを使ったアンケート調査を実施し、その集計結果の概要を発表した。

■アンケート実施の背景と目的

WEBマーケティング研究会は、インターネット利用者がインターネットでどのような情報源から情報を収集し、それらの情報が購買活動などにどのように影響しているかを調査するため、2007年7月~8月にwebサイトで「インターネットを使った情報収集に関するアンケート」(2007年10月18日結果概要公表)を実施した。分析結果からは、

   ◎商品購入決定に影響力があるのは「クチコミサイト」と「企業サイト・企業ブログ」
   ◎商品購入の際に重視したい情報は、商品カテゴリーによって特徴的な違いがある

などが明らかになり、インターネット広告を含めた多様な広告との接触で商品の存在を知った後、メーカーや販売会社など企業サイトで商品への興味を高め、クチコミサイトの情報を参考にして商品の購入を最終的に決めるという、インターネット情報を活用する消費者の購買行動パターンが浮かび上がってきた。

前回調査の結果を受けて、WEBマーケティング研究会では、外部のインターネットパネルを利用したクロスメディアマーケティング受容実態調査を実施することにした。

■アンケート実施概要

調査期間:2007年12月12日(水)~12月14日(金)
調査方法:インターネットによるパネル調査
調査対象:外部のインターネットパネルに登録している男女20代~50代の関東1都3県(東京都、
埼玉県、千葉県、神奈川県)在住者
     (ただし、調査業・広告代理業、放送業、出版・印刷関連産業に勤務している人は除く)
サンプル抽出法:男女各年代(20代・30代・40代・50代)各々を均等に割付
有効回答数:416件

■結果概要

◎企業サイトにアクセスする目的は「商品の情報収集」や「オンライン購入」

約9割の人が2007年に何らかの目的で企業サイトにアクセスした経験を持っていることがわかった。アクセスする目的は、「これから購入したい商品・サービスに関する情報収集」(75.5%)や「ネットを通じた商品・サービスの購入」(53.6%)が高かった。性別や年代によってアクセスする目的に違いが見られた。20代は男女ともに「採用に関する情報収集」が高く、40代~50代女性は「企業が実施しているキャンペーンやプレゼントへの応募」が高かった。

◎企業サイトの信頼性を判断する基準は「運営している企業が有名」が約7割

情報源として活用する企業サイトの信頼性を判断する基準は、「運営している企業が有名」と回答した人が69.4%で一番多く、運営している企業の知名度が企業サイトの信頼性に大きく影響することがわかった。女性は「サイトの使い勝手が良い」、「サイトの文章がしっかりしている」、「サイトのデザインが洗練されている」、「雑誌等他のメディアでよく紹介されている」を男性よりも重視する傾向が見られた。

◎クチコミサイトでは「投稿されているクチコミ数が多い」が信頼性の判断基準

クチコミサイトの信頼性については、「投稿されているクチコミ数が多い」が50.0%で1位になった。企業サイトで約7割を占めた「運営している企業が有名」(31.0%)は2位にとどまった。企業サイトと異なり、運営企業の知名度ではなく、利用者が活発に投稿しているサイトが信頼される傾向にあることがわかった。女性は男性に比べて「投稿されているクチコミ数が多い」を重視する傾向があり、特に20代と30代でその数字が高くなっている。

◎企業サイトが購買活動に与える影響は性別で大きな差

企業サイトから収集した情報に基づいて、2007年に購入を決定したことがある商品は、「家電製品」(53.4%)が一番高く、「食料品」(35.8%)、「衣類・ファッション」(33.3%)の順になった。また、購入に至った商品のカテゴリーが性別で大きく異なっていることがわかった。男性が「家電製品」、「食料品」、「旅行」という順位になるのに対して、女性は「化粧品」、「家電製品」、「衣類・ファッション」の順になった。

◎クチコミサイトの情報は「家電製品」と「化粧品」の購買活動に大きな影響

「2007年にこの商品に関して購入または検討をした人」だけに絞り込んだ集計では、「家電製品」(44.8%)と「化粧品」(32.3%)の数字が高くなり、この2つのジャンルについては、クチコミサイトの影響力が高いことが数字で裏付けられた。「旅行」(15.0%)と「自動車」(10.6%)は、数値は他の商品カテゴリーに比べて低いものの、高額商品についてもクチコミサイトが一定の影響力を持っていることがわかった。

◎商品購入の過程において、Web広告の接触機会はマス広告や店頭POP・カタログに匹敵

2007年に商品の購入または購入を検討したカテゴリーについて、どのような広告と接触したかを質問したところ、「Web広告(パソコン)」の値が総じて高くなった。接触した広告の中で「Web広告(パソコン)」が一番多かったのは、「家電製品」、「化粧品」、「衣類・ファッション」、「旅行」、「自動車」の5つのカテゴリーにのぼる。「携帯電話」と「衣類・ファッション」は「店頭POP・カタログ」、「食料品」では「折込・チラシ」が一番高くなっている。

◎2007年のPC向けキャンペーンとして印象に残っているのは飲料メーカー

PC向け広告・キャンペーンの企業名では、キリン(16件)、コカコーラ(14件)、サントリー(9件)と飲料系企業が目立った。その他、件数の多い企業としては、NTTドコモ(11件)、ソニー、ソフトバンク、楽天(いずれも7件)などとなった。

■結果詳細

「クロスメディアマーケティング受容実態調査 2007」報告書PDFをダウンロード

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 ◎初出:2007年12月26日
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