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2007/10/22

第2回・インターネット広告市場規模

日本のインターネット広告市場については、複数の企業から調査結果が公表されています。まず、電通が毎年発表している「日本の広告費」2006年版によると、2006年のインターネット広告市場規模は3,630億円と推計されています。ミック経済研究所では、業界の広告代理店24社に取材するなど主要50社の取扱高から市場規模を3,200億円と推計、また野村総合研究所は、2011年までの国内IT主要5市場分析の中で2006年のインターネット広告市場規模を3,554億円と算出しています。

今後、大きな成長率が期待されているのが検索連動型広告とモバイル向け広告です。電通総研では、2011年のインターネット広告市場規模を7,558億円と予測していますが、そのうちパソコン向けの検索連動型広告が2,265億円(30%)、モバイル向け広告(検索連動型も含む)が1,284億円(17%)となっています。前出「日本の広告費」によると、2006年は検索連動型広告が930億円(26%)、モバイル向け広告が390億円(11%)ですので、特にモバイル向け広告の予想成長率が高いことがわかります。野村総合研究所でも、モバイル向け広告の急拡大が寄与して2011年には市場規模が7,417億円まで拡大すると予測しています。

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ブロードバンド加入者数が日本よりも多いアメリカや中国の市場規模と比較してみましょう。インターネット広告協議会(IAB)が四半期ごとに発表しているデータによると、2007年第2四半期のアメリカのインターネット広告市場は51億ドルになりました。年間ベースではおよそ200億ドルとなり、1ドル=115円で換算してもおよそ2兆3,000億円と日本の6倍以上の数字になります。ちなみに、2007年上半期の形態別のシェアは、検索連動型広告が41%、ビデオ広告を含むディスプレイ広告が32%、バナー広告が21%などとなっていて、日本よりも検索連動型広告のシェアが高いのが特徴です。

Nielsen//NetRatingsによると、2007年上半期の中国インターネット広告市場規模は39億8,000万元に達しました。年間ベース約80億元を1元=15円で日本円に換算すると約1,200億円になり、現時点では日本の1/3程度の規模ということになります。中国のIT専門調査会社Analysys Internationalは、2010年には115億6,300万元(約1,734億円)に達すると予測しています。ただ、ブロードバンド加入者数の伸びを考えると、中国のインターネット広告市場は予測以上に速いスピードで拡大する可能性も高いと思われます。

【参考URL】
2011年までの国内IT主要市場の規模とトレンドを展望
http://www.nri.co.jp/news/2006/061221.html

電通総研によるプレスリリース
http://dci.dentsu.co.jp/pdf/publication_070416.pdf

INTERNET ADVERTISING REVENUES SOAR AGAIN, NEAR $5 BILLION IN Q1 07
Industry Continues to Set New Records; Revenues Up 26% from Same Period Last Year
http://www.iab.net/news/pr_2007_06_06.asp

2010年のネットワーク広告市場規模は115.63億元 - 中国
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/12/04/383.html

【中国】今年上半期、中国インターネット広告市場規模は約40億元
http://japan.internet.com/wmnews/20070831/26.html

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 ◎初出:2007年10月22日
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