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2007/06/27

「Webマスター入門」(2)

第2回・ウェブマスターの基本業務
 
まず、企業が商用利用のためのホームページをたち上げる際に、新たに必要になる業務を抜き出してみよう。ホームページの管理、運営には、大きく分類すると次の3つの業務を担当するスタッフが必要になる。この3つがウェブマスターの基本業務である。

ホームページにコンテンツを企画、制作する「コンテンツ・マスター」
サーバの技術的なメンテナンスを行う「サーバ・マスター」
お客さまからのメールの問い合わせに応対する「メール・マスター」

ホームページの担当者というと、イメージ的にはコンピューターに詳しく、プログラマーに近い仕事だけをしていると思われがちだが、ウェブマスターの基本業務を見ると守備範囲が非常に広いことに気付くだろう。

コンテンツマスターはホームページを作るのが主な役目だが、決して「作るだけ」の人ではない。どのようなコンテンツを作ればアクセスを増やすことができるのか、そして、費用対効果のバランスは取れているか、など経営者的な判断が要求される。ホームページの制作自体は、外部の制作会社に依頼してもかまわない。実際問題、ホームページのデザインや制作は外部のプロに任せた方が効率もよい。しかし、制作スタッフに的確に指示をするには、ある程度、ホームページ制作に関する知識と経験も必要になってくる。

サーバに関しては、社内にネットワーク関連の技術者がいない場合は、レンタルサーバを利用するのが実践的だろう。サーバの技術的なメンテナンスは、プロバイダに委託できる。それでもサーバの構造を正しく理解した上で、どんな仕掛けを組み込むかを決定したり、ホームページの適時更新を行ったりできなければならない。レンタルサーバを利用するにしても、ウェブマスターはサーバをリモートコントロールする方法を身につける必要がある。

メールマスターの業務は、メールソフトを使用するだけなので、一番ローテクだと言えないこともない。が、お客さまとの直接のコミュニケーションをはかり、商売に結び付けるという、一番重要な部分でもある。インターネットで問い合わせてくる人たちに、会社を代表して返答するのだから、責任も重大だ。特に、商品をインターネットで販売するサイトを運営するなら、成功するかどうかは、「メールマスター」の業務が鍵を握っていると言ってもいいだろう。一番、商売人としてのセンスが問われる業務である。

会社によっては、特に中小企業では、これらの業務を1人のウェブマスターがこなしているケースも少なくない。大手企業が展開するインターネットビジネスの場合でも、外からは大きな組織が動いているように見えるかもしれないが、実際は2、3人のウェブマスターがほとんどの業務を行っているのが一般的だ。

わずか数人ではあっても、インターネットでは一人一人ができる範囲は広い。いいウェブマスターのいるサイトは繁盛し、いくら会社の看板があっても、ウェブマスターが育っていないと、なかなかうまくいかない。インターネットビジネスの成功は、ウェブマスターの個人的な力量にかかっているといっても過言ではないだろう。

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