074-2008年に登場した新しいネット広告

2008/12/22

第12回・FeeMoバナー

「FeeMoバナー」とは、Flash技術を使って広告枠にRSSフィードの情報をローテーション表示できる機能を持ったバナー広告です。RSS広告を専門に扱うRSS広告社が独自に開発した技術で、日経BP社が運営するアドネットワーク「The Premium Contents Network」に採用が決定しました。

FeeMoバナーは、サイズによってスーパーバナー(728×90)とレクタングル(300×250)の2種類があります。広告内に4つのメディア(RSSフィード)の記事を表示して、5秒に一度メディアを切り替えて記事を順番に下のレベルに移行する仕組みです。マウスオーバーすると、利用者が自由に記事送りをできるようになるほか、RSSフィードボタンをクリックすると普段使っているRSSリーダーで購読できます。いわば、RSSリーダーもしくはRSSを表示できるウィジェットのような機能を持ったバナー広告といえます。

アドネットワークの空いたバナー広告枠にFeeMoバナーを配信すれば、メディア相互のトラフィックが増加するだけでなく、新たなRSSフィード購読者の獲得が期待できネットワーク全体の活性化につながります。RSS広告社では、コンテンツに連動したクリック課金型のRSS広告「Trend Match」の配信を行っており、FeeMoバナーに対しても配信が可能です。この場合は、クリック数に応じてFeeMoバナーを掲載したメディアに対して広告料が分配されます。

2008年に登場した新しいネット広告・第12回
広告の名称 メッセージポストバナー
開始時期 2008年12月4日
運営会社 RSS広告社
http://www.rssad.jp/
料金体系 FeeMoバナーに対して、コンテンツに連動したクリック課金型のRSS広告「Trend Match」の配信が可能。
特徴 Flash技術を使って広告枠にRSSフィードの情報をローテーション表示できる機能を持ったバナー広告。空いている広告枠に提携メディアの最新情報を配信してネットワーク全体の活性化を生み、RSS広告配信による広告料収入も期待できる。

FeeMoバナーには、空いている広告枠に提携メディアの最新情報を配信してネットワーク全体の活性化を生む効果と、そのコンテンツに連動したRSS広告を配信して掲載メディアに広告料収入をもらたすという2つのメリットがあります。RSS広告社では、FeeMoバナーの活用の一例として、ECサイトのバナー広告の空き枠に「人気トップ10ランキング」や「たったいま売れたもの」を配信するようなことを想定しています。

※連載「2008年に登場した新しいネット広告」は、今回を持って終了いたします。新年からは新連載がスタートいたしますので、お楽しみに。

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 ◎初出:2008年12月22日
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2008/12/15

第11回・メッセージポストバナー

「メッセージポストバナー」は、ブログネットワークを運営するアジャイルメディア・ネットワークが2008年8月20日にリリースした、広告内の入力欄にコメントを書き込むと広告面にリアルタイムで反映する機能を持ったバナー広告です。このような機能を持ったバナー広告は、利用者の声をそのままメッセージとして掲載できるため、ソーシャルバナー広告とも呼ばれます。

アジャイルメディア・ネットワークは、日本で初めて有力なブログを束ねて広告を配信する本格的なブログネットワークを構築した会社です。現在では、「IT/インターネット」、「キャリア/ワークスタイル」、「ビジネス/経済」、「ライフスタイル」の4つのカテゴリで、計77の厳選されたブログを組織化していて、月間ページビューはネットワーク全体で約1700万PVに達しています。

同社では、ブログネットワークの特徴を活かせるソーシャルバナー広告の開発に力をいれており、ソーシャルバナー広告出稿に必要となるシステムやテンプレートをASP形式で提供する「ソーシャルバナーパッケージ」も以前から提供しています。メッセージポストバナーは、ソーシャルバナー広告自体にメッセージを書き込めるようにしたことで、広告主には一層のシステム負担軽減を、利用者にはその場でメッセージが広告に反映される楽しさを可能にしました。

2008年に登場した新しいネット広告・第11回
広告の名称 メッセージポストバナー
開始時期 2008年8月20日
運営会社 アジャイルメディア・ネットワーク
http://agilemedia.jp/
料金体系 料金・掲載期間は、条件に応じて変動。一例として、1ヶ月間ローテーション掲載(想定100万インプレッション)で150万円。キャンペーンサイト制作費用は別途。
特徴 広告内の入力欄にコメントを書き込むと画像として広告にリアルタイムで反映するソーシャルバナー広告の一種。バナー広告に表示されるメッセージを企業のマーケティングメッセージから、利用者の声に変えることができる。

メッセージポストバナーの第一弾として、インテル社の「Centrino2」キャンペーンに採用されました。書き込まれたメッセージ一覧が確認できるキャンペーンサイトとも連動しています。広告料金および掲載期間は、条件に応じて変動します。一例として、ローテーションで1ヶ月間掲載、100万インプレッション想定で150万円となっています。インテル社の事例のようにキャンペーンサイトと連動させる場合は、サイト構築費用が別途かかります。

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 ◎初出:2008年12月15日
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2008/12/08

第10回・Q&Aコンテンツマッチ広告

「Q&Aコンテンツマッチ広告」は、日本最大級のQ&Aサイト「OKWave」の回答ページにおいて、Q&Aの内容と連動して表示されるコンテンツ連動型のテキスト広告です。利用者が書き込む質問と回答で使われるキーワードと連動しているため、利用者に対して問題解決策のひとつという位置付けで情報提供できるのが最大の特徴です。2008年3月17日より広告の配信が開始されました。

Q&Aコンテンツマッチ広告は、OKWaveを運営するオウケイウェイヴが独自に開発して、OKWave内で提供している広告です。OKWaveは、2000年1月に日本初の本格的なQ&Aサイトとして開設されました。現在では、月間訪問者1000万人以上、月間約3億ページビュー、ジャンル別に合計約1500万件のQ&Aコンテンツが蓄積され、毎日1万件以上のQ&Aが取り交わされるなど活発に利用されています。

OKWaveでは、1年以上前から実験的にQ&Aの下に広告を表示して、その効果を測定してきました。OKWaveの仕組みをOEM的に提供するパートナーサイトでもコンテンツ連動型広告の効果を測定した結果、十分に機能していることが確認できたため、OKWave本体での採用に至りました。Q&Aコンテンツマッチ広告の料金体系は、リスティング広告などと同様にクリック課金型になっています。広告料金は1クリック100円から、広告掲載期間は1ヶ月からと公表されています。

2008年に登場した新しいネット広告・第10回
広告の名称 Q&Aコンテンツマッチ広告
開始時期 2008年3月17日
運営会社 オウケイウェイヴ
http://www.okwave.co.jp/
料金体系 リンクテキストおよび説明テキストによる広告で1クリック100円~(最低掲載期間1ヶ月~)
特徴 Q&Aサイト「OKWave」の回答ページにQ&Aコンテンツと連動したテキスト広告を配信するコンテンツ連動型広告。回答と連動しているため、問題解決策のひとつという位置付けで広告を掲載できるのが特徴。

オウケイウェイヴは、問題解決策を求めてコンテンツを閲覧する傾向の強いQ&Aサイトでは、質問内容に関連した広告をコンテンツ内に違和感なく配信できるメリットがあるとして、Q&Aサイトの特性を活かした広告開発に力を入れています。2008年10月には、広告主専用のQ&Aコーナーを設けて商品やサービスの周辺情報を交えながら訴求・啓発する広告「エデュケーショナル・アド」をリリースしています。

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 ◎初出:2008年12月8日
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2008/12/01

第9回・アバター付き音声広告バナー

「アバター付き音声広告バナー」とは、PC向けアフィリエイトサービス「JANet(ジャネット)」を運営しているアドウェイズが2008年9月から開始した、人物やキャラクターなどのアバターが音声によって広告内容を説明する機能を持ったバナー広告です。見た目は普通のバナー広告ですが、カーソルをバナーに乗せるとアバターが表情を変えながら利用者に語りかけるようにしゃべり始めます。

アバター付き音声広告バナーは、モーションポートレート社の三次元アニメーション技術や4COLORS社の音声合成技術などを組み合わせて開発されました。アドウェイズでは、入力項目にカーソルを合わせるとアバターが音声で入力方法や入力エラーを説明する「実写アニメーションお申し込みフォーム」というサービスを2008年5月に開始していて、アバター付き音声広告バナーはその技術をバナー広告に応用したものといえます。

現在、アバター付き音声広告バナーは、「JANet」と提携している約15万サイトにアフィリエイト広告として配信されています。アバターには、実写の人物のほか動物やキャラクターが利用でき、画像と音声のテキスト原稿を用意すれば、エンターテイメント性の高いオリジナルのアバター付き音声広告バナーの制作が可能です。

2008年に登場した新しいネット広告・第9回
広告の名称 アバター付き音声広告バナー
開始時期 2008年9月1日
運営会社 アドウェイズ
http://www.adways.net/
料金体系 アドウェイズのPC向けアフィリエイトサービス「JANet(ジャネット)」のアフィリエイト広告
特徴 見た目は普通のバナー広告。カーソルをバナーに乗せると、バナー内のアバター(実写やイラスト)が利用者に語りかけるように音声で商品やサービスの説明を開始する。カーソルを離すと音声は停止する。

アバター付き音声広告バナーは、利用者のマウス操作に反応して音声が出ることでインパクトが強くなるのが特徴です。他のバナー広告との差別化には効果を発揮しそうです。一方、説明がないと音声を聞く方法がわかりにくいことや、音声のボリュームは調節できないことなど課題も指摘されています。音声を加えることによって、アフィリエイト広告としてのコンバージョン率がどれだけ向上するか、その効果が注目されます。

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 ◎初出:2008年12月1日
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2008/11/25

第8回・CyberBuzz Retargeting

「CyberBuzz Retargeting(サイバー・バズ リターゲティング)」とは、クチコミブログ広告「CyberBuzz」の会員ブロガーの記事を閲覧した人が提携サイトにアクセスした際に、行動履歴をもとにメッセージ広告を表示し、スポンサー企業のサイトなどへの来訪を促すリターゲティング広告です。「CyberBuzz」を運営するサイバー・バズが、関連会社マイクロアドのリターゲティング技術とアドネットワークを利用して2008年7月より開始しました。

「CyberBuzz」では、強い影響力を持つ人気ブロガー(ブログ・インフルエンサー)を2008年10月末現在で約2400人組織化しています。企業から提供されたサンプルを試した実体験をもとに、「自分の言葉」で「本当の感想」をブログの記事に書くというのがサービスの特徴です。ブログネットワーク規模は、合計で月間約4,600万ページビューに達しています。クチコミマーケティングとして、大手メーカーなど350社以上が利用した実績があります。

ブログ・インフルエンサーの記事を閲覧するとクッキーが発行され、どの記事を読んだかという情報が記録されます。その後、一定期間のうちにマイクロアドのアドネットワークに登録しているサイトにアクセスすると、閲覧したブログ記事の内容に関連した広告が表示される仕組みです。閲覧したブログ記事という行動履歴に基づいた、継続的なアプローチによる良好な関係性構築型マーケティング手法と表現できるでしょう。

2008年に登場した新しいネット広告・第8回
広告の名称 CyberBuzz Retargeting
開始時期 2008年7月1日
運営会社 サイバー・バズ
http://www.cyberbuzz.jp/
料金体系 200万円から(随時価格帯の変更を検討予定)
特徴 クチコミブログ広告「CyberBuzz」の会員ブロガーの記事を閲覧した人がアドネットワークの登録サイトにアクセスした際に、行動履歴をもとにメッセージ広告を表示し、スポンサーの公式サイトや商品プロモーションサイトへの来訪を促すリターゲティング広告。

広告の表示が可能なアドネットワークは、約200の法人サイトと約2万の個人サイトから構成されていて、月間の訪問者数は1300万人にのぼります。予想されるリターゲティング広告の表示回数等は公開されていませんが、ブログ・インフルエンサーのサイト数やブログ記事数が増えるにつれ、表示回数も増えることが予想されます。広告料金については、プレスリリースによると200万円からとなっていて、随時価格帯の変更を検討していくとしています。

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 ◎初出:2008年11月25日
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2008/11/17

第7回・ご当地ワード

「ご当地ワード」とは、利用者のIPアドレスから都道府県を判断して、そのエリアの広告を掲載するキーワード連動型テキスト広告です。URLの代わりに日本語を入力するだけで目的のサイトにアクセスできる検索用プラグインを配布しているJWordが、@niftyやBIGLOBEなどのポータルサイトと提携して2008年7月より開始したサービスです。

ご当地ワードは、提携サイトのサーチエンジンで利用者が入力したキーワードに連動して検索結果のページにテキスト広告を表示します。一般的なキーワード連動型広告と異なるのは、サイバーエリアリサーチが提供しているIPデータベース「SURFPOINT」を参照して、利用者の都道府県を判定して、そのエリアに関連する広告を表示する点です。なお、「SURFPOINT」は、提携サイトへのアクセスの9割以上について、その利用エリアを判定できる機能を持っています。

ご当地ワードの広告が掲載される提携サイトは、サービス開始時には@nifty、BIGLOBE、livedoor、インフォシークの4つのポータルサイトでしたが、その後、ExciteとAsk.jpにも掲載が開始されて、現在は計6サイトになっています。今後、掲載するサイトを拡大していく予定です。広告の掲載は提携サイトでの表示ルールに従うため、掲載位置や掲載方法が若干異なります。

2008年に登場した新しいネット広告・第7回
広告の名称 ご当地ワード
開始時期 2008年7月15日
運営会社 JWord
http://gotouchiword.jp/
料金体系 1キーワード・1エリア(都道府県)で3ヶ月10,500円~315,000円の定額制(5種類のランク)
特徴 IPデータベース「SURFPOINT」で利用者の都道府県を判定して、都道府県単位で配信できるキーワード連動型テキスト広告。1キーワードで1エリア(都道府県)を1社で独占。契約は3ヶ月単位で、広告料金はエリアを5種類のランクに分けた定額制。

契約は、エリア(都道府県)ごとにキーワードを1社で独占します。よって、ご当地ワードによる広告は、検索するキーワードごとに1件のみです。広告料金は、1キーワード・1エリアで3ヶ月10,500円~315,000円の定額制になっています。JWord独自の算出基準によりエリアが5種類のランクに分類されていて、エリアによって広告料金が決まります。キーワードによる料金の差はありませんので、そのエリアに合ったキーワードの選択がコストパフォーマンスを高める鍵となります。

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 ◎初出:2008年11月17日
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2008/11/10

第6回・Wallpaper AD(背景広告)

「Wallpaper AD(背景広告)」とは、ポータルサイト「MSN」のトップページの左右の余白である背景部分に表示されるリッチメディア広告です。マイクロソフトの広告事業を担当するマイクロソフト アドバタイジングが2008年9月8日に開始しました。

Wallpaper ADは、MSNのトップページの定位置に表示される大型のウィンドウMOF(マウスオーバーフローティング)広告とクリエイティブを連動させることで、MSNトップページを包み込むようなスケールで広告を表現できるのが最大の特徴です。MOF(マウスオーバーフローティング)広告とは、マウスを合わせると拡大して表示される広告で、「エクスパンド広告」とも表現されます。

初めてのWallpaper ADとして、9月8日から14日まで「プジョー 308SW Original Story Maker キャンペーン」が掲載されました。トップページの背景に広告が常時表示されるため、広告掲載期間はサイト全体がスポンサードされている印象を与え、キャンペーンへの参加促進の効果が期待できます。Wallpaper ADは、従来のリッチメディア広告とはサイズに大きな違いがありますが、マイクロソフト アドバタイジングでは仕様を公開して制作用テンプレートを提供することで、表現力の高い広告を簡単に制作できると説明しています。

2008年に登場した新しいネット広告・第6回
広告の名称 Wallpaper AD(背景広告)
開始時期 2008年9月8日
運営会社 マイクロソフト アドバタイジング
http://advertising.msn.co.jp/
料金体系 Wallpaper ADとMOF(マウスオーバーフローティング)の組み合わせで1ヶ月間のパイロット掲載料金1500万円
特徴 MSNのトップページの背景を利用したWallpaper ADと、大型のウィンドウMOF(マウスオーバーフローティング)広告を組み合わせた商品。クリエイティブを連動させることで、リッチメディア広告の特性を発揮できる。

Wallpaper ADは、MSNのトップページの背景を一定期間ジャックすることが基本となるため、掲載期間に応じた料金体系になります。2008年12月までは、1ヶ月1社(1案件)のパイロット掲載で対応しています。Wallpaper ADとウィンドウMOF広告の組み合わせで、1ヶ月間のパイロット掲載料金は1500万円となっています。将来的にはレギュラーメニューとして提供される予定ですが、その際の掲載期間や広告料金はまだ公表されていません。

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 ◎初出:2008年11月10日
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2008/11/04

第5回・AdLead(アドリード)

「AdLead(アドリード)」は、セプテーニとスパイスボックスが共同で開発した日本初の本格的なリード・ジェネレーション広告です。利用者が提携メディアサイトで会員登録等を行う際に、情報配信や資料請求などのサービスを同時に申し込める広告を表示するコ・レジストレーションとよばれる手法を採用しています。2008年6月下旬より実施した試験サービスの結果が良好だったため、8月5日より正式サービスが開始されました。

リード・ジェネレーション広告とは、見込客(リード)を効果的に獲得することを目的とした広告のことです。AdLeadでは、提携メディアサイトで会員登録をする際に、利用者が選択した性別、年齢、居住地域などの属性情報が広告主の設定した条件に合致すると、ボタンを一つチェックするだけで情報配信や資料請求などを同時に申し込める広告が表示されます。

情報配信などを許諾すると必要な情報だけが提携メディアを通じて広告主に提供されるため、利用者は改めて広告主のサイト等で個人情報を入力する必要がありません。広告主は、利用者に対して会員登録と同時に情報提供などの許諾を求められ、他の広告よりも許諾率が高くなることが期待できます。また、提携メディアサイトは、会員登録フォームを広告掲載スペースとして効率よく活用でき、利用者、広告主、メディアの三者にとってメリットがあります。

 

2008年に登場した新しいネット広告・第5回
広告の名称 AdLead(アドリード)
開始時期 2008年8月5日
運営会社 セプテーニ、スパイスボックス
http://adlead.jp/
料金体系 システムの初期設定費用、月額のシステム運営管理費用と、獲得できたリード数に応じて課金される成果報酬型費用
特徴 日本で初めての本格的なコ・レジストレーション型リード・ジェネレーション広告。利用者が提携メディアサイトで会員登録等を行う際に、広告主が提供する情報配信や資料請求などのサービスを同時に申し込める広告を表示する。

AdLeadの費用は、システムの初期設定費用、月額のシステム運営管理費用と、獲得できたリード数に応じて課金される成果報酬型費用の3つで構成されます。コ・レジストレーション型のリード・ジェネレーション広告は、広告主のサイトに誘導することなく、利用者の許諾を得て会員登録のために入力した個人情報を獲得できるため、アメリカでは効果の高いネット広告として市場が拡大しつつあります。今後、日本でも定着するかどうかが注目されます。

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 ◎初出:2008年11月4日
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2008/10/27

第4回・時報広告

「時報広告」とは、ニワンゴが運営する動画の画面上にコメントが書き込める動画共有サイト「ニコニコ動画」で、毎日19時、24時、26時に一斉放送されている時報に合わせて配信される動画広告のことです。2008年3月6日より配信が開始されました。

ニコニコ動画は、動画を視聴するために会員登録が必要ですが、今年9月には会員数が930万人に達しました。また、8月の月間ページビューが過去最高の約20億PVを記録するなど、日本ではYouTubeに並んで人気の高い動画共有サイトです。時報広告は、ニコニコ動画で動画を視聴しているすべてのユーザに対し、決められた時刻に動画広告を配信できることが最大の特徴です。

時報広告は「ニコニコ割り込み(ニコ割)」というシステムを使って配信され、広告が流れる間は動画の再生が一時ストップし、すべての人に一斉に同じ動画広告が配信されるという点では、テレビCMのような特性を持った広告といえます。広告が配信される時刻に何人がログインして動画を視聴しているかによって、リーチできる人数は異なります。時報広告が表示されるのは時報を含めて約5分間で、広告料金は1本につき19時と26時が525,000円から、24時が840,000円から(いずれも制作費込)となっています。

2008年に登場した新しいネット広告・第4回
広告の名称 時報広告
開始時期 2008年3月6日
運営会社 ニワンゴ
料金体系 19時と26時が1本525,000円から、24時が840,000円から(いずれも制作費込)
特徴 会員数930万人の人気動画共有サイト「ニコニコ動画」で動画を視聴しているすべてのユーザに対し、決められた時刻に動画広告を配信できる。配信できる時刻は、毎日時報を放送している19時、24時、26時の3パターン。

2008年6月には時報広告の新商品として、動画視聴画面全体に広告を配信する「ニコ割フル」と動画再生を停止せずに画面上部にテキスト広告を配信する「ニコ割Jr.」の取り扱いも開始されました。新しい試みとしては、ニコニコ割り込みを使った「ニコ割アンケート」があります。最初のアンケートは2008年7月29日午後9時から90秒だけ行われましたが、その短い時間で8万6225人の回答が寄せられ、約50分後に集計結果が動画で発表されました。現時点で「ニコ割アンケート」は商品化されていませんが、将来、有料で提供される可能性が高いと思われます。

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 ◎初出:2008年10月27日
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2008/10/20

第3回・Adphoto

「Adphoto」は、表示される画像が何の画像であるかを自動的に判断して、その画像に最適なテキスト広告を表示する「画像連動型広告」です。携帯電話で撮影した顔写真が、どの有名人に似ているかを鑑定してくれる携帯サイト「顔ちぇき!」を運営するジェイマジックが独自に開発した画像検索プラットフォーム「SAYL」をベースにしていて、PC用サイト、携帯電話用サイトの両方に対応しています。

Adphotoの最大の特徴は、画像そのものを解析している点です。ジェイマジックが運営する携帯向けの画像共有サービスでは、それぞれの画像に任意のキーワードとしてタグがつけられてデータベース化されています。Adphotoは、Webサイトや携帯サイトで表示された画像を解析して、それに近い画像をデータベースから探し出し、つけられたタグに関連したテキスト広告が表示される仕組みです。

SNSやブログなどでは、サムネイル画像をクリックすると拡大画像だけを表示するページが開く形式がよく使われます。特に携帯サイトでは、拡大した画像のページビューが全体の約1割を占めると言われています。これらのページにはテキストがほとんど使われないため、従来のコンテンツ連動型広告では画像に関連した広告を配信することが困難でした。しかし、Adphotoであれば拡大画像だけが表示されるページであっても、画像に連動した広告を表示することができるというメリットがあります。

2008年に登場した新しいネット広告・第3回
広告の名称 Adphoto
開始時期 2008年3月25日
運営会社 ジェイマジック
料金体系 非公開
特徴 表示される画像が何の画像であるかを自動的に判断して、その画像に最適なテキスト広告を表示する「画像連動型広告」。画像単体で解析するため、拡大画像だけが表示されるページでも、画像に連動した広告が配信される。

Adphotoは、2008年3月25日のサービス開始以来、「顔ちぇき!」やライブドアが運営する携帯向け画像転換サービス「ピクト」など複数のサイトで提供されてきましたが、2008年8月には月間3億インプレッションを達成しました。効果については非公開ながら、画像と関係のない広告に比べるとクリック率は約2倍になると言われています。クリック率の高い広告を画像だけのページにも配信できるのは、画像共有サービス的要素を持ったSNSなどにとっては魅力と思われますので、今後提携するサイトが増えることが予想されます。

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 ◎初出:2008年10月20日
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