Power over Ethernet(PoE)Plusとは、LANケーブルでネットワークに接続されたデバイスに電力を供給する技術として2003年6月に標準化された「IEEE 802.3af」の次期規格のことです。2008年から2009年にかけて「IEEE 802.3at」として標準化される予定です。
Power over Ethernet(PoE)は、電源を取りにくい場所に設置するデバイスや、従来は電源が必要とされなかったデバイスをLANに接続して使用できるするために開発されました。すでに、Webカメラや無線LANアクセスポイント、POS端末、RFIDリーダなどPoE対応のデバイスや機器が商品化されています。LANケーブル1本でデータと電力の両方が受給できますので、電源敷設などデバイスの設置コストが軽減できるというメリットがあります。
しかし、従来の規格「IEEE 802.3af」では、給電できる電力が48Vで15.4Wと少なく、接続して使用できるデバイスに制限がありました。そこで、現在策定が進められている新規格では、電力管理機能を大幅に改善することで25Wから35Wを給電して、高性能ビデオカメラなど電力を比較的多く消費するデバイスにも対応する見込みです。今後、電源が確保しにくい場所でも、LANケーブルに接続するだけですぐに使用できるPoE対応のデバイスが数多く登場しそうです。

すべての電子機器や家電製品がネットワークで接続されるホームネットワーク時代の到来が予想されていますが、どの規格がスタンダードになるかはまだ不透明です。ケーブル接続や配線の手間を省く技術としては、Power over Ethernet(PoE)の他に無線LANやPLC(Power Line Communications)などがあり、家電製品のネットワーク化の規格としては、ECHONETやDLNA(Digital Living Network Alliance)、UOPF(Ubiquitous Open Platform Forum)などが有力視されています。
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◎初出:2008年5月19日
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